償いは 生きて真っ直ぐ前を向き 多少の嘘には騙されて泣く



人格を

偽る17 嵐の頃過ぎ

レーゾンディテール証明し終えた


誰もが孤独

時代が17歳だった

時代が死に行く定めに狂った


その孤独

モンパルナスの女王に

出逢って初めて完遂できます


光るのは

月下美人の優しい微笑み

一人で生きてる 泣き出す法螺吹き


穢れたら

奇跡の愛も青ざめて

振り払うように自分を憎んだ


もういない

痛々しいほどの清純を

売りもしないでただ持っていた


あの都

約束破った「償い」が

マテリアルへの磔刑? それ「罰」


償いは

生きて真っ直ぐ前を向き

多少の嘘には騙されて泣く


嘘まとい

花の都に駆けつけて

ひとりっきりぽく パルナス探した


パルナスに

パリの香りはしなかった

味はご存知モスクワ由来さ


もう誰を

信じて良いのかわからない

見つけられない 洋菓子パルナス


盗むなら

昔の歌手のホログラム

かつて信じた忘れない歌詞


この夢は

金貨銀貨で買えるらしいぜ?

石川五右衛門 眼を見て謝れ


ダメですね

衒学的とか 流行りの知?

述べて粋がる舌を釜茹で


陸蒸気

位の便利でとどめておけば

白む空見て 感謝で終われた


ガス燈が

夜の都を幻燈にした

明治の石段 怪人の影


砂利路の

町が世界と同義語だった

国とか隣家の日の丸はためき


今も尚

昔語りに囲炉裏の火

コトリがくるからはやくおかえり


あの頃は

身近に悪人いなくてよかった?

今もニュースの人みているだけ


能勢の町

ふる里 猪名川 山にダム

府道 学校 点滅信号

何処にいる

鄙びた役場に 人はなく

朝市ノボリは はためく日曜


断ずれば

光の中にパリはある

ホントの闇など見たことないしね









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