第2話 ようこそ我が家へ

 ペットショップの出会いから数分後、手続きを済まし、その翌日にマルはやってきた。

 私はその日は仕事だったので母が迎えに行ったのだが、私は抑えきれず仕事終了後、車の中で家に電話しマルがどんな様子なのか聞いた。


『ケージの隅っこで丸まってるよ』


 母から聞いた通り、マルは少し怯えた様子でケージの隅に丸まっていた。


『僕はこれからどうなるんだろ・・・・・・?』


 そう不安そうな雰囲気のマルに私は早くウチの子になるように世話を頑張らねばと思った。


 だが、数日後には我が物顔で私のベッドの上で寝るようになるのだが。

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