第38話 ハイゼ・ブルーネ基地防衛戦
ツバキ小隊は装甲輸送車両を基地後方の掩蔽壕へと待避させると、〈音止〉と〈R3〉のみで前線へと向かった。
「まだ積める。これも持って」
「はい! 分かりました!」
ナツコは装甲輸送車両を降りる際にフィーリュシカから限界まで88ミリ砲弾を積み込まれ、他の隊員が軽く引いているのも全く気にせず言われるがまま砲弾を積み込んだ。
過積載となった〈ヘッダーン1・アサルト〉は脚部パーツが軋み、ヘルメット内のメインディスプレイにも重量オーバーの警告が表示される。
「おいおいナツコちゃん。流石に重量オーバーだぜ」
あまりにナツコが不憫だったのでイスラが指摘したが、ナツコはかぶりを振った。
「いえ、問題ありません! 上官命令に従うのが私の勤めですから!」
「やべえ……すっかり洗脳されて……。まだ間に合うぞナツコ。戻ってこい」
イスラはフィーリュシカに毒されたナツコを元の世界に引き戻そうと嫌がるナツコの体を揺すったが、フィーリュシカが制止する。
「問題ない。撃てば軽くなる。それに、ナツコは自分が守る」
「そりゃそうかも知れないけどさ。ま、あんたがそう言うなら任せるけど、うちの名誉隊長殿をあんまりいじめられたら困るぜ。あたしがいじめる分がなくなっちまう」
「別に無理していじめなくていいです」
ナツコはイスラの言葉に反論したがイスラは涼しい顔で、更にナツコをからかおうとするのだが近くからタマキの咳払いが聞こえたので手を引っ込めた。
「出撃準備は終わりましたか? 全く、出撃前に悪ふざけは以降一切許しませんからそのつもりで。いいですね、イスラ・アスケーグ」
「あたしだけ? いや、分かった分かった。了解しましたよ、少尉殿」
1人名指しで注意されたイスラは渋りながらも了承を返してタマキの前に整列した。
タマキは整列した隊員を確認し、またしてもナツコがフィーリュシカの弾薬庫と化していたことに若干気を止めたが、そのまま出撃前の挨拶を済ませる。
「既にハイゼ・ブルーネ基地周辺には帝国軍が展開しています。帝国軍戦力はハイゼ・ブルーネ基地戦力のおよそ倍。
軍令部より指示があり、ハイゼ・ブルーネ基地はこれと抗戦し可能な限り敵戦力を削ることになりました。ツバキ小隊も、東部山岳地帯に展開し進出する帝国軍を迎え撃ちます。
出撃準備はよろしいですね?」
タマキが確認をとると、隊員達は返事と共に頷いた。
「よろしい。では前線基地へと向かいます。ツバキ8、先行して下さい。〈R3〉部隊はわたしに続いて」
トーコは返事と共に、地図上に示されたツバキ小隊の受け持つ防衛陣地へと向けて〈音止〉を走らせた。残りの〈R3〉部隊はタマキに続いて1列縦隊で防衛陣地を目指す。
ツバキ小隊は辿り着いた防衛陣地に〈R3〉を展開する。
赤茶色の堅い岩盤で形成された険しい山岳地帯の始点となる、斜面上に新設された堡塁だった。
この堡塁はアントン基地よりも作りが良く、外周は厚いコンクリートで囲われ、天井は100ミリ級の迫撃砲弾にも耐えられる設計となっていた。
〈音止〉だけは堡塁の外で、偽装網をかけられて待機。
既にハイゼ・ブルーネ基地と帝国軍の地上戦は始まっていて、基地正面の撃ち合いが東部方面まで響いていた。海岸線の極狭い範囲を防衛区域とするハイゼ・ブルーネ基地はどうしても小さな範囲に敵味方とも密集してしまう。
タマキはハイゼ・ブルーネ基地からの通信に気を配りつつ、リルとイスラに偵察を命じて帝国軍の襲来に備える。
リルはカタパルトを使って飛行状態に入ると、堡塁付近を低空で飛行して帝国軍の接近に目を配る。
『敵機発砲――10時方向距離2000』
リルからの報告が飛ぶと同時に、ハイゼ・ブルーネ基地の戦略レーダーが敵砲弾を捉える。着弾位置はツバキ小隊のいる堡塁より西側だった。
「ツバキ1よりツバキ7。1時方向の山岳路に敵影はありますか?」
『ツバキ7。山岳路には敵影見ず』
報告を受けたタマキは指揮官端末の地図上に索敵情報を入力する。
戦力比は統合軍が圧倒的に不利だが、だからこそ帝国軍に戦闘の主導権を渡しておくのは避けたかった。
そのためには統合軍から能動的に戦闘を発生させる必要があるが、既に戦闘状態にある基地正面戦力にはそれは不可能だ。動けるとしたら両翼に展開している部隊。その中でも、機動力に特化した遊撃部隊。ツバキ小隊は、最も動きやすい位置に配置されていた。
上手くいけば、こちらの右翼を攻撃している帝国軍を壊走させることが出来る。見通しの良い東部戦線を押し込めれば、そこから帝国軍中央戦力を脅かすことも可能だ。
必要なのは、機動力と瞬間的な火力。そして危険な強襲作戦を成功させられる十分な練度。
生憎、練度だけは持ち合わせていなかった。しかし、今のツバキ小隊には抜群の突破力を持つ高機動型の装甲騎兵と、類い希なる実力を持つフィーリュシカが存在する。
「ツバキ各機へ――危険な任務に成りますが、これよりツバキは単独行動をとり、帝国軍左翼部隊へと側面攻撃を仕掛けます」
「危険な任務は大歓迎だ。機体が〈空風〉だったら尚よかったんだが――」
「作戦中に無駄口を叩かない」
タマキはイスラを叱咤するが、同時に他の隊員の返事を確認する。作戦の成否の要であるフィーリュシカとトーコもタマキの判断には賛成だった。
「今こそ攻撃の好機」
『〈音止〉いつでもいけます』
タマキは戦略マップを再確認しリルに索敵情報を確認させると、攻撃開始を命じた。
「ツバキ、進軍開始! ツバキ7、先行して索敵を。ツバキ8、先頭を進んで」
リルは了解を返すと同時に、低空飛行のままタマキが指定した進軍ルートを進む。
地上部隊は〈音止〉を先頭に険しい山岳路を進み、統合軍堡塁へ攻撃を仕掛けている帝国軍の側面をとれる位置を目指す。
『敵機発見! こっちも見つかった!』
空中に居たリルが森林地帯を進んでいた敵機に見つかり対空砲の攻撃を受ける。リルは1発だけ打ち返すと地面すれすれまで降下し、敵の攻撃をやり過ごすべく山の起伏を利用して射線を切った。
「ツバキ7、無理せず着陸を。――戦術データ解析完了。敵は小隊規模。ツバキ8、単独突破可能ですか」
『可能です。お任せ下さい』
「お願いします。ツバキ各機、先行するツバキ8の援護を」
タマキの指示で〈音止〉が山岳路を飛び出し、帝国軍小隊が潜む森林地帯へと突撃する。
出力を24%まで上昇させた〈音止〉は瞬く間に時速200キロまで加速し、森林地帯から放たれた対装甲砲弾を回避し、榴弾砲で確実に仕留められる距離まで接近。
『ツバキ8、攻撃開始します』
トーコは森林に潜む帝国軍小隊を目視確認すると、〈音止〉の両腕に装備された122ミリ砲を向け、容赦なく榴弾を撃ち込んだ。
榴弾が炸裂し、金属片とワイヤーが周囲をなぎ払う。2発の榴弾で帝国軍小隊は壊滅状態に陥り、残った数機も〈音止〉の機関砲で撃ち抜かれた。
「流石、装甲騎兵が1機いるだけで違うわ」
〈音止〉の圧倒的な制圧力にタマキは感嘆の声を漏らす。高機動、高火力の〈音止〉はタマキの予想を上回るものだった。
「皆さん、ツバキ8に続いて。このまま帝国軍側面へ突撃します!」
ツバキ各機は先行する〈音止〉を追うように山岳路を飛び出した。速度を〈アルデルト〉装備のフィーリュシカに合わせ、見晴らしの良い山岳地帯の稜線に沿って駆け抜ける。
『ツバキ8、統合軍防衛陣地を攻撃中の帝国軍部隊を発見。攻撃許可を』
「ツバキ8、攻撃許可。無理はしないで。対装甲騎兵部隊が発見された場合は引くことも考えて」
『ツバキ8了解しました。攻撃開始します』
トーコはタマキの攻撃許可だけ聞き取って帝国軍へと発砲を開始する。
もし敵に対装甲騎兵部隊がいたとしてもトーコは引くつもりはなかった。
放たれた122ミリ榴弾が砲撃部隊を護衛していた〈フレアD型〉を吹き飛ばす。
側面攻撃を受けた帝国軍は陣形を変更し、重装機を呼び寄せたが、〈音止〉は圧倒的な機動力で砲撃部隊へ向けて邁進した。
防衛態勢の整っていない重装機部隊を蹴散らし、防衛陣地へと砲撃中の重砲へ122ミリ徹甲弾を放つ。
待避の間に合わなかった重砲は爆発四散し、引火した弾薬が赤々と燃え上がった。
「ツバキ全機、攻撃開始!」
ようやく〈音止〉に追いついた〈R3〉部隊が〈音止〉を囲うように展開していた帝国軍部隊へと攻撃を始める。
88ミリ徹甲弾が対装甲誘導弾を構えていた重装機を貫き、機関銃の弾幕が展開中の突撃機を後退させる。
「次弾榴弾」
「はい!」
ナツコはフィーリュシカの指示を受けると即座に次弾装填する。
装填されると同時にフィーリュシカは大して狙いも付けずに発砲するが、放たれた砲弾へと回避行動中の敵機が吸い込まれるように移動して命中していく。
「ツバキよりハイゼ・ブルーネ。敵左翼への側面攻撃に成功。このまま敵集団後背へ進撃します」
タマキは攻撃成功の報を入れ返信を受けるとそのまま進撃指示を飛ばす。
「このまま敵左翼集団へ攻撃を継続します。敵陣での戦闘になるので周囲に注意して」
『ツバキ8了解しました。先行します』
指示を受けて、付近の敵を一掃したトーコは〈音止〉をタマキの指定した進軍経路に従って先へと進める。
単機での突出を止めようとしたタマキだが、それよりも早く〈音止〉が接敵した。
◇ ◇ ◇
「来たな。〈ボルモンド〉2機」
「こっちでも確認――対歩兵装備」
トーコは〈音止〉のメインディスプレイに表示された〈ボルモンド〉の情報を確認する。45ミリ砲を両腕のメインアームとサブアームに装備して計4門。対歩兵戦闘を重視した装備だが、高機動・高火力にこだわり装甲を削った〈音止〉は45ミリ徹甲弾でもダメージを負う可能性があった。
「あの程度〈音止〉の敵じゃない。やりたいようにやれ」
「了解。そうさせてもらう」
一斉に放たれる45ミリ榴弾。トーコは一瞬だけ弾道予測線を確認して、榴弾の隙間へ機体を滑り込ませる。近接信管が作動して金属片をまき散らすが、〈音止〉はものともしなかった。
トーコは〈ボルモンド〉1機を注視して照準をロック。回避機動を自動予測させて122ミリ砲を発砲。徹甲弾は〈ボルモンド〉の左脇腹を貫き、余力で機体を真っ二つに引き裂いた。
緊急離脱したコクピットブロックへと視線を向けて視線とリンクされた20ミリ機関砲でとどめを刺すと、尚も攻撃を仕掛けるもう1機の〈ボルモンド〉を注視する。
ロックされたことを察知した〈ボルモンド〉は妨害電波を発するが、〈音止〉の照準は乱されることはなかった。苦し紛れに放たれた誘導弾を全て機銃の自動掃射で撃ち落とすと、左腕の122ミリ砲を放つ。
徹甲弾は正面装甲を撃ち抜き、コクピットブロックを完全に破壊した。
「機体スペックに頼りすぎだ。あんな出来損ないに時間をかけるな」
「やりたいようにやれって言った」
「ここまでへたくそだとは思わなかった」
「言ってくれるじゃない」
「事実を述べたまでだ。悔しかったら実力を見せてみろ。お前はこの程度じゃないはずだ」
「当然でしょ。ツバキ8、先行する」
意地になったトーコはタマキの返答を待つこともなく、〈音止〉を最高出力で走らせた。 視界に入った帝国軍を次々と撃破し、戦線を押し広げていく。
〈音止〉の驚異的な運動性能に対応できなかった帝国軍は、部隊を散開させて後退を始める。しかし、〈音止〉は前進を止めることなく、帝国軍部隊を追って敵陣深くへと邁進していった。
◇ ◇ ◇
『ツバキ8、前進しすぎです』
タマキは邁進するトーコに対して警告を発するが、トーコからは「問題ありません」と返信を受け、更にはユイからも「好きにやらせろ」と無茶苦茶な返答がなされた。
『問題あるから警告しています。ゆるやかに後退を――どうしました、ツバキ6』
先行する〈音止〉を追うようにして、帝国軍の残党処理をしながら進軍していると、ナツコが発言を求めて通信を繋いだ。
「すいません、〈ヘッダーン1・アサルト〉に積んでいた88ミリ砲弾を撃ちきったので、補充に戻ってもよろしいですか?」
『あれだけ積んであったのにもう?』
『無駄弾は撃っていない』
『そうでしょうけど――1人では危険です』
帝国軍を蹴散らして進軍してきたといえど、現在位置は帝国軍が展開していた森林地帯中腹。単機で行動していたらどこから奇襲を受けるか分かったものではない。
さりとて、戦闘が続いている以上、フィーリュシカを下げるわけにはいかない。いざというとき〈音止〉を援護できるのは、88ミリ砲を装備したフィーリュシカだけだ。幸いなことにフィーリュシカの積んでいる砲弾にはほとんど手を付けていない。
『ならあたしが付き添おうか? 足も速いし、この状況で偵察機は不要だろ? ついでに88ミリ砲弾でも、122ミリ砲弾でも持ってくるよ』
悩むタマキに対してイスラが提案する。イスラとナツコの組み合わせに一抹の不安はあるものの、ナツコ1人でいかせるよりはずっとましなはずだし、偵察はリルだけで足りていた。
『分かりました、良いでしょう。ツバキ4、ツバキ6。後退し、前線に設置された補給拠点より弾薬の補充を受けて下さい。拠点へはこちらから連絡しておきます』
『了解した。話が分かるぜ少尉殿』
「はい! ツバキ6、補給に向かいます!」
隊列から離れたイスラは減速してナツコと併走する。
「じゃ、いこうかナツコちゃん。イスラ姉さんが一緒なら安心さ」
「それはどうなんでしょう――いえ。頼りにしてます。よろしくお願いします」
自身の戦闘能力に不安しか感じないナツコは素直にイスラの協力に感謝する。
「ナツコを頼む。真っ直ぐ行って、真っ直ぐ帰ってきて」
「頼まれた。フィーリュシカ様の大切な僚機だ。怪我させたりしないさ」
イスラは軽口を叩いてフィーリュシカの言葉に応じると、隊列を離れ、後方にある統合軍の前線補給拠点へと進路をとった。
ナツコも隊列を離れるとイスラの後ろにぴったりとついていく。イスラはナツコの〈ヘッダーン1・アサルト〉の速度に合わせて警戒しつつ森林地帯を走り抜けた。
◇ ◇ ◇
ズナン帝国軍左翼侵攻部隊を指揮する連隊司令所では、部隊を統括する連隊長が前線からの報告に対して、慌ただしく展開中の大隊へと指示を飛ばしていく。
統合軍右翼へと攻撃をしていた部隊が、更に外周に展開していた統合軍部隊から側面攻撃を受け、前線に展開した部隊の深くまで侵攻されていた。
敵の主力は高い機動力と火力を有する装甲騎兵であり、連隊長が情報収集を命じると、即座に前線指揮官からその装甲騎兵に関するデータが集まってきた。
「新型か?」
連隊司令所に集まった司令部要員は誰もその機体を知らなかった。帝国軍のデータベースに照合をかけるも不一致がかえる。
統合軍の新型機となれば可能な限り形を残した状態で回収したい。そこから得られる情報は、帝国軍の次期装甲騎兵の設計に大いに役立つことだろう。
連隊長が基地攻略のために待機させていた〈ボルモンド〉独立中隊へと出撃を命じようとすると、連隊司令所の天幕に来客があった。
「前線に敵の新型が現れたと聞きつけて様子を見に来ました」
柔和な、人当たりの良さそうではあるが、なよなよしていてひ弱そうな男。歳は41にもなるのに見た目は随分と若く見え、ひょうひょうとした、軍人とは思えない風貌をしていた。それもそのはず。入ってきたのは技術士官であった。
「誰だ君は」
「特務技術開発班のタカモリ准尉です。ああ、これか。〈音止〉ですね。既にこの機体の情報は掴んでいます」
タカモリは目ざとく〈音止〉の画像データを見つけると、特務技術開発班の掴んでいた〈音止〉の情報を表示した端末を提示する。
示された〈音止〉と前線に出現した〈音止〉とは外観に相違があったが、機体のコンセプト等、大まかな部分は一致点が多い。
「恐らく〈音止〉の実験機でしょう。丁度、特務技術開発班で新型装甲騎兵のテスト相手を探していました。この〈音止〉はこちらに任せて頂いてもよろしいですか?」
連隊長は連隊司令所にのこのこやってきた特務技術開発班の准尉に嫌悪感を示しながらも、ハイゼ・ブルーネ基地攻略の障害となっている〈音止〉を排除――までいかなくとも、展開中の部隊から遠ざけてくれるなら願ったり叶ったりだと、タカモリへと許可を出した。
「いいだろう。この機体についてはそちらへ一任する。ハイゼ・ブルーネ基地攻略の邪魔にならないよう気をつけてくれ」
「分かっています。邪魔はしません。その代わり、そちらも邪魔をしないで欲しい。手出しされるとテストになりませんから」
タカモリの言葉に連隊長は「勝手にしろ」と返す。タカモリは連隊長の同意が得られたことに満足して、連隊司令所を後にした。
「全く、何処の馬鹿だ。あんな男を前線に連れてきたのは」
連隊長は悪態をつくと気分を切り替え、展開中の部隊に〈音止〉を無視しろと命令を下した。
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