クラスdeチート

柊 あすと

異世界転移とか急なんだよ

2月17日進級を間近に控えた俺たちのクラス

34人中13人がインフルエンザで休み

後四人で半数が休みになり学級閉鎖だった



朝のHRで担任の佐伯先生の話を聞いていると

それは突然起きた

黒板がまばゆい光を放ち

目を開くとそこは見たこともない部屋



「いきなりのご無礼を失礼します、勇者御一行」

いきなり話しかけてきたローブの男

そしてそのセリフと勇者という単語

間違いないこれは異世界転移それもクラス転移

俺は十字じゅうじ かけるは運度神経は高く顔立ちも整っていると自負している

実際彼女もいるし…

その反面重度のアニメオタクでもあった



「おい駆、これって異世界転移だよな」

「ああ、俺もそう思う」

話しかけて来たのは俺の親友である和田わだ 大翔だいと隣にいるのは桜井さくらい 勇気ゆうき

大翔も勇気もかなりのイケメンだ

俺たち3人は仲のいいオタクグルで

そのグループは顔面偏差値が高い

いかにもって感じのオタクグルじゃないからクラスの中心になることもある

また3人とも彼女がいて彼女同士も仲がいい



とりあえずローブの男いわく、魔王を倒してくれとの見事なテンプレ

「今から君たちの魔法適正とスキルを調べる」

きましたお約束、どんなチートが貰えるのかな

先生の指示で出席番号順に見てもらう事になったが状況を飲み込めているのは数名のみ

異世界転移なんて普通じゃ考えられない状況に対応できず泣きじゃくるもの、現実を受け入れられないもの、クラスはバラバラになっている

これからどうなることやら…

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