第2話 始まりは…
「…………」
ここは森か
「…………」
異世界に来たんだ俺
「…………」
森の中俺は立っていた、服はちゃんと着ていた。
あれだ、ゲームで言う最初に着てる系の旅人の服みたいなやつかな。
「…………」
すげ〜スゲー俺は本当に異世界に来たんだ…でもまだ森は現実にあるしもしかしたら転移したのは近所の山の中かもしれないけどね。
「…………」
でだ、なぜ俺が一言も喋らないか気になってる人がいるかもしれない。
まぁあるわけないけどさ、 異世界に来て最初の一言だもん、ここはテンプレ通りの言葉でもいいかもしれないけどねぇ〜?
やはりオリジナルがいいよね♪俺だけのやつ
「…………」
そうだなー、何しよっかなー
(ここは森だな!)は……ちがうな
(異世界転移?!)も違う!
(ふっ参上!!)は何かダサいかな?
「…………」
そう考えてた時…
ガサッ!ガサガサッ!
「うおおぉーなにゅやつ!」
異世界ならモンスターがいるかもしれない音がした方をとっさに振り返り少し後ろに下がる
振り返ったその先にいたのは…………オオカミ?
いや羽生えてる……って羽?そして小さかった、
その生き物の見た目は、オオカミの顔した花のあるチワワサイズのモンスターだろうか?
「おいおい異世界に来ていきなり初戦かよー
あの見た目からして雑魚かなんかだろうか?でも見た目で判断する訳にいかない!でも、俺はカンスト99なはず女神様にしてもらったから」
そのモンスターは俺を見ている、じーーだと俺を見ている。すると…
「キーー」
くっ、なんだこの鳴き声は……まるで黒板を爪で引っ掻いている時の音のような気持ち悪くて嫌な鳴き声は!
そしてまたジッと俺を見ている!
「ふっ、見てくるだけで何もしてこないとは、
なら俺からいかせてもらうぜぇ〜?
カンストの力がどのくらいかをお前で確かめさせてもらおうか、すまないが倒させてもらう!」
するとモンスターも腰を落としいつでも動けるよう体制を変えた。
「うぉぉぉーー」
俺は走った、本当に久しぶりに走った!
速く感じる、流石カンストだぜ!
これなら余裕だぜ!でも俺は本気でぶつかるなぜなら…
これは死闘だから
相手だって手加減されて死ぬのは辛いだろうから
だから俺は全力をぶつかる!
そしてモンスターの近くまで来た
「ぉーー俺のパンチくらいやがれー!」
俺はカンスト99なのだから相手は避けられず一撃で死ぬだろう。
初めての戦闘そして…
初めてモンスターを殺す!
だがそのパンチが届く瞬間
「キーー!」
モンスターが俺をタックルした。
「へ?…ガッハ」
俺は吹っ飛ぶそして1mくらい飛んで転がり仰向けで止まる
俺の意識が途切れ始める
女神様、俺カンスト99じゃないの?
俺は暗闇に落ちた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます