裏話
「良い攻撃方法編み出したなぁ。流石、俺の見込んだ男だ」
「でも〜先程までの乗り気な雰囲気がなくなってしまったのです〜」
バルドは自分のお気に入りの活躍に嬉しそうにしている。
だが、その活躍した彼の様子の変化をすぐに察するクリフィナは、彼に同情しているのか悲しそうだ。
「どぉういう風の吹ぅき回しですかぁ? あぁなたらしくない」
そんなクリフィナにミネブルはある意味心配した。
「別に〜同情などしてはいないのですよ〜 ただ〜つまらない展開になりそうだから〜悲しいだけなのです〜」
「やはりお前は変わらんな! ガッハッハッ!」
自分的に面白くないから悲しがっているだけのクリフィナに、恭爾は思ったことをそのまま言った。
「恭爾、馬鹿? クリフィナ、変化、有得不」
「…………蝶來の……言う通り……クリフィナが変わる……と…………世界が終わる」
「なんか〜酷くないですか〜?」
蝶來とフェンジドラが言うことは実際ド正論なのだ。
クリフィナが変わることなどない。
「酷くなんてないですよ。だって貴方は愉快の偽神なのでしょう?」
「デジャブ、とか言うやつか? 聞いたことがある気がするぞ。その言葉」
「似たようなことなら前にも言ってましたよ」
ジルノールがまたクリフィナのことを偽神と呼び、聞き覚えのあったベンドラがデジャブかと勘違いをした。
そんなベンドラにケリュセスが、前にも言っていたことを教えた。
「お前記憶力悪いな!」
「なんだと!? さてはお前、俺に喧嘩を売っているな?」
「すぐそう喧嘩を始めない。ニセモノでも貴方達は神様なのですよ」
ベンドラを馬鹿にしたバルド。
ベンドラは腹を立て、バルドと喧嘩しそうになった所をケリュセスが咎めた。
こんな
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