生死を分けるは一文字より

風見坂

ここには9つの存在があるのみ。

彼らに歳という概念はない。

「そぉろそろあの時期じゃぁないかい？」

「あぁ、そうですね。今回はどんなルールにしましょう。」

「漢字、一文字、能力」

「それはいいねぇ。どんな奴が残るか楽しみだよ。」

「漢字と言えば東アジアか？」

「人口を考慮して〜日本あたりが良いのでは？」

「うむ！それが良かろう！今回の舞台は日本だな！ガッハッハッ」

「…決定」

「今までと同様に、人間と接する時、初めはそれっぽい言葉遣いにしましょうね。」

こうして日本は9つの存在によりとある遊戯の舞台となった。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい