私、会社なんて酔わなきゃ行けません。
先輩さん
「私、学校なんて酔わなきゃ行けません」
後輩くん
「いやいやいやいや! アウトだろ! アウトだろ! その手に持ってる瓶! あ、止めて、止めて! 一旦休憩!」
〜急遽、番組を変更して※お送りしています〜
※番組を変更して…番組が変わることを俗に放送事故と言う。有名なもので言えば、『School Days』知らない良い子たちは、調べて絶望しよう!
後輩くん
「…あかんやろ!」
先輩さん
「ぶー。ぶー。これの中身はソフトな飲料なのに!」
後輩くん
「今の時代はコンプライアンス※が厳しいから、そう言うグレーなことをやってはダメなんです!」
※コンプライアンス…法令遵守のこと。法律をちゃんと守りましょうと言うこと。何かと厳しい現代。出る杭は打たれずに引っこ抜かれて、サビにされてしまうのです。
先輩さん
「でもさ、本当にこのコピーって核心突いていると思わない?」
後輩くん
「…何がですか?」
先輩さん
「いや、だってさ。まぢで酔わなきゃ行ってられな−」
後輩くん
「設定! 4話にして、高校生のゆる〜い部活風景を楽しみながらキャッチコピーを勉強すると言うコンセプト※を壊さないで!」
コンセプト…企画とか出し物とかするときに軸になるもの。24時間テレビだと、「愛は地球を救う」がコンセプト…かなあ。もし間違いがあればコメントしてもらえると嬉しいです。このコンセプトのキャッチコピーが生きてくるというのは、また別の機会で。
先輩さん
「だって、そう思うでしょ! やなことなんて、酔ってないとやってらんないし!」
後輩くん
「いやいやいや、世の中には仕事が楽しいと言う人もいますよ!」
先輩さん
「はぁ(こいつ、まじなに言ってんの、という気持ちを込めた溜息)」
後輩くん
「あ! このタイミング※でこのコピー! まさか!」
※このタイミング…最近、同時並行で社畜コピーを始めたことを指している。
後輩くん
「このまま社畜コピーの宣伝に繋げるつもりだな!」
先輩さん
「−チッ」
後輩くん
「露骨な舌打ち!?」
先輩さん
「あのねえ、もうこっちは花粉が辛いんだよ! 元気が欲しいの! 女の子は、具体的な数字で、元気が欲しいの! 具体的な再生数という数字で、その数字を咀嚼嚥下※して、やる気に変えて、絶望を希望にするの!」
※咀嚼嚥下…そしゃくえんげ。噛んで飲み込むことを小難しく表現した言葉。ちょっと薄い本風にすると、くちゃくちゃ///ごっくん///
後輩くん
「ダメです! それはコンプライアンス違反です!」
先輩さん
「にゃにおう! 再生数がオラの元気の源なんだ! クッソ!」
後輩くん
「させるかー!」
〜壮絶な打ち合いは、15分ほど続いた〜
先輩さん
「ハアハア…」
後輩くん
「はあ、はあ。…あの、一つ聞いていいですか?」
先輩さん
「…なに?」
後輩くん
「なんで、今回、こんなにハイテンションだったんですか」
先輩さん
「そんなの、筆者が酔って書いたからに決ま−」
後輩くん
「はい! また次回です!」
つゞけ
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