ミドルシーン1-3

3日後。

海鳥が鳴く波止場でビイハブ船長の元に全員が集合する。


「揃うたな、この船に乗ってくれ」

そう言って示されたのはボロい漁船。


「出港じゃ!」

ビイハブ船長がもやいを解いて、船は出港する。


雲一つない晴天の中、船は夏の熱気を振り払う心地よい風を浴びて進む。


しかし抹香島が近づくにつれ、空は濁り不穏な色をもたらしていき、曇天は小雨へ、そして激しい大雨へ。涼風は生暖かい風、そしてごうごうと唸る不気味な風へ。

どんどん天候は荒れていき、気付けば雷を伴う大時化の海になっている。


「来い!来い!! 居るなら出てこい、怪物めが!!」ビイハブ船長は嵐などお構い無しに船を走らせる。


ここで<知覚>判定をどうぞ。

目標値は無しです。


達成値が最も高いPCは、後ろから船のようなものが接近していることに気が付く。


嵐の中ではよく見えないが、棒やアンテナのようなものがたくさん出ている角張ったシルエットは、軍艦のように見えます。大きさはかなり大きく、ちょっとしたビルほどはありそうだ。


そしてその軍艦らしきモノは………こちらに向かって砲撃を行ってきた!!

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