#25 時には……。
《ジゴウジトクダヨ。》
ずっと頭の中で響いている。
僕は悪くない。悪いのはアイツ《佳那》だ。
そうだよ、僕は悪くないんだよ。
コンコン
「奏音、ごめんね。怒ってるよね?」
そう思ってるなら早く僕を解放して!
あれ、なんで声が出ないの?
「奏音?入るよ。」
部屋に入ってくるな!
ガチャ
「あ、いた。もう、奏音ちゃんと返事してくれないと僕わかんないよ!」
だから声が出ないんだって!
「声が出ないんだ………。」
お前がまたやったんだろ!
「やってない!僕は本当に奏音が好きだからちゃんと話しようと思ってたのに!」
そんなこと言っても信じないからな!
「だから僕は……………」
《トキニハ"テキヲシンジル"ヒツヨウガアルヨ、カナタクン。》
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます