時の砂漠 孤独な地獄
忘れ去られるという地獄へ
きみを送ってあげよう
そこは果てのない孤独な砂漠
永遠に明けない夜の静寂の
絶望的な寂しさだけが
支配している時の砂漠
忘れ去られるという地獄へ
きみを葬ってあげよう
僕の存在を忘れてくれない
きみを
僕が忘れ去ってあげよう
跡形もなく───
きみは誤解していたのだと
そこで知るだろう
僕が求めていたのは
愛でなく
答えでもなく
まして 憐れみでもなく
永遠の忘却の彼方へと
沈んでいく記憶
だから
時の狭間の地獄の中で
きみは砂に埋もれた僕の夢を
探し出して泣くがいい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます