紺青の向こう

心から満ち溢れた思いは

幾筋もの流れとなって

指先まで駆け巡る


身体からだという名の器を

いっぱいに満たし

時に夢枕を濡らす


それ以上の行き場はない


苦しくて…

苦しくて──

なのに息が出来ない


ここは深海の底のよう


濃く深い紺青あおの世界を造り

淀んだ紺青あおの世界を造り

暗く深い紺青あおの世界を造り


それ以上の行き場はない


その先は何も見えない

何も…


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