コロナ時代に徒手型交陣を開発してみる

 ご時世的(新型コロナ禍の下)にフルポイント制のボクシング擬きがあっても良いような気がしてました。ノックアウト無しでもやった感が出れば良いんじゃ無いかと。そこで2021年は拳限定のフィジカルeスポーツに着手したいと思います。


 新型の剣術バージョンの仕様は実は拳でもいけます。強度としても防御力としても。飛沫防止の観点からノックアウト制はもう今後無理かもしれません。殴られた時に口から唾液やマウスピースまでが飛び散るんですよね。エアロゾルの問題があります。殴る側が【シュッ】っていう時に凄く飛ばしてしまう事もあります。


 基本的に私が考えているのは全て武器持ってたらどうなる!?みたいな延長なのです。だから蹴りとかもハイキックはあまり推奨したくないんです。『どうしてもノックアウト制がいい』って言う人は、ノックアウトokな団体に頑張って対策してもらってそこでやって貰えば良いと思います。住み分けですね。


 思いっきり殴るの前提だと脳震盪の問題がある。だから初めからほぼ素手で運用させます。武器のバージョンのオープンフィンガーグローブよりもアンコが薄いものにし、そして掌打は禁止。【ベアナックルボクシング】と【空手の拳のみ使用での寸止めルール】の中間のイメージです。


 ちなみに電脳具足の初期型は鉄使ってました。鉄は鉄で優秀なのですが、力積を肩に逃すような工夫をしないといけないんですよね。あと重い。


 センサーは打撃の強さというよりも【当たりの正確さを判定する用】なので本来はそこまで打撃が強く無くても反応する様に電脳具足のセンシングレベルを設定しています。

【不正確な角度】だと頑張っても【中レベル】までしか判定されません。


 裸拳に近い場合他に危惧する事は突き指や指の脱臼ですね。手と手がすれ違った時に良く親指を負傷します。私はかつて護身用に狙って相手の指第二と第三関節の間に拳頭を当てたり親指受けるような練習していた事がありました(これはやってはダメw)。因みに親指負傷は腹部を狙って殴った時に良く起こります。


 相手を破壊する事ばっかり考えているうちは兵法には辿り着けません。己の影に未だ負けているんです。

 こんな事書くと元も子もないかも知れませんけど、そんなに破壊したければ武器持ってくれば良い。で、それで相手破壊して責任持てるのかって話です。


 例えばこれは武術としての目線ですが、相手は拳に懐剣を装着しているかも知れないと想像してみてください。フルスイングしなくてもぶっ倒れます。それにグローブを付けた状態で相手がノックアウトするような突きを、裸拳で相手にぶち当てたとします。そしたら実際は自分の手の骨が折れて半年は動かせないでしょう。それは実戦的なアプローチでの話ですが、今度はこれが武道的に考えるとすると、今自分の目の前に居る相手は自分の修行の協力者なわけです。そういう大事な相手を意図的に失神させるような行為は本来人間道としては歪んでいます。


 また、これをゲーム目線で考えると、目の前の相手は大切な遊び仲間なのだから、後遺症を負う様なダメージを与えてはまた遊んでくれなくなってしまいますので宜しくありません。ジャンルで言うとコンピュータゲームと武道の中間的なマインドです。


【お知らせ】

一、東京都主催ヴァーチャル産業交流展内

「スポーツ産業見本市」出展いたします。

2021年1月20日(水)~2月19日(金)

オンライン開催

二、2月14日予定第三回交陣トーナメントは新型コロナ感染者数の急増と緊急事態宣言を受け中止します。

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