螺旋の夢
堕ちていくなら 昇っていくんだ
何処までも深く 何処までも高く
きみも知らない 僕しか知らない
深淵の底の底へ 天空の高みまで
光の届かない処 闇など知らない
闇しかない処へ 光しかない処へ
一人でいても 二人でいても
二人でいても 一人でいても
交錯する道の先
触れ合う事なく
擦れ違ってく 行き違ってく
分かり合えず 抱き合えずに
光が見えるよ 闇が見えるね
闇があるから 光があるから
きみがいると 僕がいるから
世界は安定した表裏一体
美しくて醜い矛盾で
彩られていくよ
何処までも
それが
愛
いいえ
それはもう
憎しみなのです
癒し 認めず 願い
赦して 赦さず 赦され
受け入れ 拒否し 認められ
愛すれども 拒絶し 愛されても
満たされない 絶望へ 餓えは消えず
揺れて 揺らめいて
揺れて 揺らめいて
揺れて 揺らめいて
揺れて 揺らめいて
揺れて揺らめいて
落ちて
ななななながながれれ流れて────
想いは
心は 愛は
色を 形を
生み 変え
絶え間なく絶える事なく
形を変え続ける
永劫に繋がれる
きみと僕の命を語る
物語を紡いでいこう
螺旋の夢に抱かれて
光満ちた世界へ 彷徨う闇の中へ
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