ニュー・ワールド
そきうす
第1話世界は変わった(見切り発車)
5年前突如として月が消えた。
消えたとは語弊かもしれないが幻想的な光の粒となり世界に降り注いだ。
降り注いだ光の粒は人々の中に入り一つになった。
異変1日目世界は変わらず。
ニュースキャスター曰く「世界の終わりが来た」「天変地異が起きる」「宇宙人が攻めてくる」「大釜の蓋が開いた」なんて言ってた。
異変2日目世界から戦争がなくなった。
何かが変わると感じつつ世界各地のニュースを見ながら一睡もせずに仕事に行って驚いたのはいい思い出になった。
同僚が皆、同じ夢を見たと言っていた「光が君はどうしたい?」って聞いて来たと言っていた。
同僚は「空が飛びたい」「楽がしたい」「お金持ちになりたい」「旅行に行きたい」と答えたらしい。
寝るのを楽しみにしつつ仕事を終え夜寝ると光が語りかけて来た「君はどうしたい?」「早く答えてよ」「どうして早く寝ないかな」「残業は嫌だー」「もう帰っていい?」
何かが沢山居ると感じながら「ごめんなさい、世界が変わるのなら見て回りたい」と答えた。
朝起きて会社に行く途中で空を飛ぶ人、水の上を滑るように走る人、急に現れる人、手から火を出す人、土でできたアニメキャラをニアニアしながら眺めてる人。
様々な人が思い思いの事をして居るのに驚きながら会社に急いだ。
会社に着くと同僚が「空が飛べる様になった」「何故か土を操れる様になった」「テレポートできる様になった」と言って実演してくれた。
楽がしたいと答えた同僚は泣きそうな顔をしながら「掌から水が出るよ?」と言っていた。
能力の話題で持ちきりの会社を退社して公園で自分の能力を試して見る事にした。
手から蝶が飛び立った、、、呆然と蝶を見ながら徐々に泣きそうになるのを我慢しながら家に何とか帰り着いた。
異変3日目にして能力犯罪が世界に蔓延した。
異変4日目世界能力機構が創設され能力の管理が始まった。
会社に出社すると空を飛べる様になった同僚とテレポートできる同僚が仕事を辞めていた。
水の同僚と「仕事頑張ろうな」と励まし合いながら仕事を頑張った。
異変5日目能力を取り締まる集団SEEDが創設された。
異変6日目世界の人口が半分になったと世界能力機構が発表した。
水の同僚と途方に暮れていた。
会社が無くなってた、物理的に潰れていた。
異変7日目地球から消える国が出て来始めた。
インフラが止まり公園で蝶を延々出し続けると、蝶を見て泣く人、笑う人、捕まえようと追っかける子供。
様々な人が周りに集まり私【芝村 真人】が道を決めた瞬間だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます