桜花

ひらひらと舞い散る桜の花弁。香り立つ独特の甘い香気。繚乱に咲き乱れる桜の下でその花に伸ばされる細い指先や花と同じく薄紅に染まる頬、微かに浮かべられたその微笑にさえ眩暈のような陶酔を覚える。

視線に気付いてこちらを見上げてくるその眼差しさえ、最上の麻酔のよう。



『春に誘惑、桜に恋を』

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