第19話美優5

結婚の挨拶へ行くと、同居と祖父の世話をするという条件付きが正解だったのか?義母は快諾した。



「部屋は・・・・2階が空いてるからそこで暮らしなさい。

後結婚式も挙げなくちゃね。

取引先が沢山あるから、早めに招待状も作ってしまわないと。

いつ式場へ見学へ行くの?」


結婚式まで挙げる事になった。

ウチらのグループで結婚式を挙げるのは私が一番最初じゃん!

ラッキー!



「引越しは・・・まだ仕事が辞めれないので、結婚式を挙げた後くらいにでも準備します。

早く式場を見に行きましょう!

私小さい頃から結婚式を挙げてみたかったんですぅ~」



浮かれていた。

盛大で豪華な結婚式をしてやるんだ!

最低でも4回はお色直しをしよう!とか色々考えていたのに、いざ姑と彼氏と結婚式会場を見に行くと、自分と彼氏の立場が大きく違う事に気づいた。




「広っ・・・・・。会場ってここを使うんですか?」


「そうよ。ウチはざっと数えただけで300人は招待する予定だから」



300人も呼ぶ人が居るの?!

義母が式場の係員に案内させたのは、式場の中でも一番広い会場。

ここで結婚式を挙げるって・・・・・マジ?

私なんて会社や友人関係、親族を合わせても100人も呼ぶ人が居ないんだけど・・・・。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る