殴って…
このお客様55歳
某銀行支店長…妻子あり常連様
いつも静かに呑んで
おとなしく帰ります
見なりもキチッとして紳士
が…
この日は会社で何か嫌な事があったらしく
かなり酔っていた
珍しく愚痴もこぼす…
店は閉店まじかで客は皆帰り
支店長1人に
支店長にとって絶好のチャンスが訪れた…
…なぐって…
どこからか…蚊のなく様な小~さな声が…
…なぐって…
エッ?
し…し…支店長?
目をウルウルさせながら私を見てる
無理無理
ぁたしMなのぉ(笑)
…なぐってくれ…
ど ど どうしよう
まだ言ってる
NaNa「もう冗談やめてくださいな」
ツンツン
突っついてみた
…ビンタしてほちぃ…
し し 支店長…ほちぃ?
赤ちゃんプレー?
NaNa「じゃママに…」
と 言うと…
「NaNaチャン…お願いだから…なぐって…」
あたし?
ご指名?
マジかよっ
でもお客様の心を癒してあげるのが私の仕事
ヨシッ 頑張る!
支店長の頬を軽く
(ぺち)
叩いてみた
支店長「もっと強くして」
もっとかよぉぉぉ
今度はちょぴり強めに…
(ぱし!)
と 支店長…
嬉しそうに
…もっと強めに欲しいでちゅぅ…
ママ…キャサリン…
助けて~
と 2人…見てない振りをして洗い物
下を向いてる体が小刻みに震えている
ヤツラ笑いこらえてるな
こうなったらもうヤケクソだぁ
あたしがんばる
えい!
(ばちん!!!)
思いっきりやってあげました
これでどうだ!
ハァハァ…
支店長「NaNaチャン…ありがとう僕チン帰りまちゅ」
良かったぁ満足したかぁ
支店長頬赤くしながら帰って行きました
が…
後ろ姿がやけに寂しそうでした
人生辛い事たくさんあるけど
負けるな支店長
落ち込んだ時はまた殴ってあげまちゅからね
疲れた心癒しに来て下さいね
ってか…私…癖になったりして?
ないない
だって
あたしは M だから
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