第53話 病院…自宅
看護師が
「1時間位かかりますので
眠られても大丈夫ですよ。
時間になりましたらきてみますので お大事にして下さい。失礼します。
「ありがとうございました。」
「なんともなくてよかったな。
疲れが溜まってたんだろ。」
「うん お兄ちゃんがいてくれて
よかった。」
その頃、病院に着いた
二人で車を降り受付に向かった。
「あの
家族なんですけど…」
「お待ちしておりました。
今、処置室の方で点滴をうけてます。右に曲がってすぐのお部屋になります。」
「ありがとうございます。」
処置室に向かう途中。
「
ご主人ですか?」
「はい。あの妻と子供は大丈夫
でしょうか?」
「診察しエコー検査と心拍を聞きましたが 異常はなしで赤ちゃんも元気ですよ。」
「奥さんは疲れが溜まってたんだと
思います。ゆっくり休めば
大丈夫ですよ。お大事に。」
「なんともなくてよかったな。
疲れが溜まってたんやな。」
「ほんまにそう思う。」
処置室につきノックをし、
中にはいった。
「あっ
「初めまして。いえ。大丈夫です。」
「
「今、女医さんから説明受けてきた。なんともなくてよかった。」
「本当によかったです。」
ベットに近づき…
「もも。
くれたよ。」
「そうちゃんと
「なんともなくてよかったな。」
お腹を触る…
「ほんま よかった。」
「疲れが溜まってたんやね。
ごめんな…」
「そうちゃんが謝ることないよ。」
「
「でも…今は自分ひとりの体じゃねえんだから疲れたら休まねとダメだぞ!」
「それから…転ばねようにな。
お前は子供の頃から転んでばっかいたからな(笑)」
「お兄ちゃん、わかったよ。」
「今は転ばないよ。(笑)」
「そうだったんや(笑)
「ん?お兄さんは料理人さん?」
「俺は漁師やってます。
今度、魚、送りますよ。」
「ほんとですか?楽しみに待っています。」
「そうちゃん、
仕事戻っていいよ。」
「あっ!そうちゃん。今日は泊りになるの?」
「そうだな。」
「せやな。」
「そうだ! お兄ちゃん
カツオタタキ。新鮮なうちに
食べてほしいから
そうちゃん達に持たせてあげて。」
「んだな。新鮮なうちに食べてほしいからな。ここから5分位なのですぐに渡せますので。
「時間あるし、せっかくだから
いただきます♪」
「じゃ…ちょっと行ってくる。」
「じゃな。休んでるやで。
行ってきます。」
「お大事に。」と処置室を
後にした。
車に乗り家に着いた。
「じゃ すぐに持ってきますので
車で待ってて下さい。」
家にはいり
タッパー山盛りのタタキに特製のたれと箸を袋にいれて
「ありがとう、
ももちゃんのこと
よろしくお願いします。」
「こんないっぱいありがとうございます。いただきます。じゃあ」
車を走らせ 仕事場に戻った。
戸締りをし鍵をかけ病院に
戻った。
処置室にはいり。
「二人とも仕事に行ったよ。
あっ 点滴終わるな。」
看護師を呼んで。
「はい 終わりましたよ。
お大事にして下さい。」
「ありがとうございました。」
「お世話になりました。」
会計を済ませたら
女医から
「
「でも散歩程度ならゆっくりと
して下さい。」
「はい 分かりました。」
「はい ありがとうございました」
家に帰った。
「山盛りのタタキ持たせてやったら喜んでたわ。ももの分は取ってあるから(笑)」
「よかった。ありがとう。」
会社の社長に電話して
「俺も心配してた。わかったから
気にしないでゆっくり休んでな。」
「大丈夫だったか?」
「うん」
「俺、もう戻るけど
一人で大丈夫か?」
「大丈夫だよ。気をつけて帰ってね。ありがとうね。」
「気をつけるんだぞ?」
お兄ちゃんが 帰って行った。
(お疲れ様。さっきはありがとう。点滴終わって、今、家に着いたとこだよ。痛みはなくなったよ。先生から仕事は検診の日まで休んだ方がいいと言われたから会社に電話して休みもらった。みんなに迷惑かけてすみませんって言っておいてね。)
送信した。
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