第124話 セルフレジとお姉さんと
僕は根がスケベですから・・・
コンビニでもスーパーでも気にいった店員さんのところに並ぶようにしています
別にそこで何かを企むわけではありませんが、明るく笑顔で挨拶をしてくれるのですから、そりゃあ、そうでない人よりは得をした気分になれるじゃないですか
食事をする店もしかり
注文した品が出てきたら”ありがとう”と声をかけるし、美味しかったら”これ、すごく美味しいね!”と声をかける
”おすすめとかあります”とか、そんな会話が普通にできる方が楽しいし、より美味しく食べられますよね
それはもう男女関係のない話なんですよねぇ
最近スーパーでよく見かけるようになったセルフレジというのは、どうも苦手なんですよね
便利であることは解ります
そして大型スーパーではそれほどレジ打ちの人とコミュニケーションをとることもないし、先ほど述べたような”選り好み”をして列に並ぶようなこともしないというかできないというか、もともと無個性なイメージなんですけどね
居酒屋でもタッチパネルで注文っていうのは、楽ではあるけれども味気ないと思いつつも、だんだんそういうことに慣れて行ってしまう
その流れと言うのは加速度的に進んでいくのだろうし、逆に人との対話をサービスとするところは付加価値が上がっていくのかしらといろいろ考えるのですが、当面の僕の問題は、あのセルフレジの勝手に持って行っている感を払しょくするには、どうしたらいいのかという問題です
一つの解決方法として”一人でいかない”というのがあります
変な話ですが、家族で買い物するときにはセルフレジでもさほど気にならない
やはり誰かに観られているということが、私は不正はしていませんというセルフチェック機能になるのかしらと、これは小心者なのでしょうかね?
さて、お正月休みが終わって、僕はいつものスーパーに買い物に行きました
そこのお気に入りの店員さんはシフトが変わったらしく、平日の夜には出勤しなくなってしまい日曜日の夕方しか見かけなくなっておりました
あっ、もうこの時点でストーカー入っているとか言わないで下さいね
それだけそのスーパーを僕は純粋に素材が良いからと足を運んでいるのですから
まぁ2週間、或いは3週間ぶりくらいにそのお姉さんの顔を見たわけですが、会計をしてお釣りとレシートをもらった時に、彼女の方から”明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします”と挨拶をしてくれた
わーお!
である
このスーパーに15年くらい通っていますが、店長さんかチーフらしき人から挨拶はされますが、レジ係りの人からそういう声をかけてもらえたのは初めてだったのでとても素敵な気分になりました
人によっては気軽にレジの人に「今日は混んでいるね」とか「毎日暑くて嫌になっちゃうね」とか話かけるのを見かけますが、僕は仕事の邪魔をしたくないので、あまり親しげに話しかけたりはしないのですけどね
人はこんな些細なことで、ああ、今年一年、いいことありそう、なんて思ってしまうものです
だからやぱり僕は、セルフレジよりも、こっちを選ぶかな
ではまた次回
虚実交えて問わず語り
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