第3話

プロローグを投降したので本編に入る前に、かんたんな世界観を掲載しようと思います。


2XXX年地球は核の炎に包まれ・・・無かった。


 人類の文明は緩やかに進化を続けたが、宇宙に進出するには至らず、かと言って宇宙人を見つけたわけでも無かったが代わりに驚異的なものが非公式に確認され始めた。それが「怪異」である。怪異は人間を餌とし、闇に紛れ人を襲い、喰らった。被害は初めは小規模であり行方不明として処理されていたが被害が拡大を始めると感の良いものは少しづつ気づくようになった。事態を重く見た日本政府は対怪異のための機関を組織した。


 「護国退魔隊」と名付けられたこの組織の存在を知るものは首相と皇族を含めごく一部の閣僚にしか存在を知られていない秘密組織である。


 この「護国退魔隊」という組織は、日本の関東を地方を除くすべての地方に置かれた支部と、その全てを指揮、総括する総隊長の在籍する東京本部で構成された組織でありそれぞれの支部には実働部隊である「退魔部」の他に怪異の調査に長けた「調査部」、怪異の痕跡を隠蔽する「清掃部」医療に長けた「医療部」や戦闘用の装備を作成する「技術部」がそれぞれ存在する。


 東京本部が担当する関東地方は最も怪異の被害が多くその分大所帯であるため退魔部は二人以上のチームを組むことが推奨されているが、源治はある怪異との戦闘によってパートナーが死亡しており、また、人員補給に対する源治の頑なな拒否によって現在は源治一人で怪異の討伐を行っている。

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