第85話
祖父母の家へ着いた敏春は、
勢いよく、
「ただいま~!敏春です!!」
と挨拶して玄関へ入った。
都会と違い、カギを掛けた事
などなかった。
「おお~!敏春!!よく来たな!
」
数年ぶりに見た祖父は、
かなり老けたように思えた。
だが、命には別状はないようだ
。
ただのぎっくり腰だったらしい。
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