第66話 わがままな魔女

 いつしか、わがままな魔女は

勇者に恋をしていたのでした。


 自分の命を投げ打って、友との

友情のために走っていく姿に

魅せられてしまったのです。


「ああ………」

 なのに、魔女は勇者に酷い

仕打ちをしてしまった。

 さんざん勇者を苦しめておいて

、今さら愛を語る事など出来は

しない。

 魔女は、初めて自分の愚かな

行為を省みたのでした。



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