第36話 《偽善の市長》3

 彼は、ついに親の遺してくれた遺産も市長と言う地位も全てを失ってしまいました。


 彼は、泣き崩れました。


 もう、立ち直れないと思ったその時、唯一、手を差し延べてくれる人が居ました。


「市長……! 泣かないで下さい。

 私が、ついていますよ!!」

 側近の美人秘書でした。


「ありがとう❗」

 全てを失った彼ですが、本当の《愛》を手に入れたのでした。





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