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気がついたら
さっきまで吐きそうだったのに
すっかり吐き気は治ってた。
「先生だって神様じゃないからね。
間違える事もあるよ。
本当いうと…
お母さんは物凄く先生に頭にきてる。
明日一番に文句を言いに行きたいくらい。
でもね、
何もこの世に学校の先生はあの先生1人っきりじゃない。
絶対お前の良いところを見つけてくれる先生だっているよ。
学校だってね、
何もこの世に1つしか無いわけじゃないんだからね。
友達だってね、
まだ本当の友達に巡り会ってないだけだよ
だからどーしても辛くなったらお母さんに話してね。
お母さんとお父さんがなんとかしてあげる。
そうだよ。なんとでもなるよ?
だから大丈夫だよ。」
自信満々なお母さん。
なんでかな?
なんでそんなに自信満々なの?
僕もなんだか、
くすぐったくなって
可笑しくて
笑ってしまった。
「明日学校やすんじゃう?」
冗談みたいに言ってくれたお母さんに、元気に答えたよ。
「大丈夫!行くだけ行ってみる。」
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