悲しみと




 人が流す涙


 その涙は何を


 僕は美しいものを見たときだけ


 涙を流す


 僕は自分を含めた人間を


 哀れむ気持ちはないらしい


 可哀想だからとか


 思ったことは


 ないかもしれない


 僕は正常なのだろうか


 どこかおかしくないだろうか


 そんな問いかけは


 塵になって消えていた





 






  


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る