第53話 ハトの群れ
公園に行ったらハトに餌やってる爺さんがいてマジ癒されたよ
てかたかがパンのカスみてぇのをぶん投げてるだけだってのに ハトからの人気が凄すぎて爺さんビックリしながらも大笑いしてたwww
腕とか頭とか肩にまで群がってたからね
パンのカスであんだけ集まるんじゃ 高級ステーキなんてあげたらマジどうなんのか想像しただけでも怖いよねwww
今日のアタイは予定もねぇし暇だから ハトがどんだけいんのか何度も数えてたんだけど 地面にいるハトよりか爺さんに乗っかってるハトの方が圧倒的に多くてウケたwww
迫力のある騎馬戦みたいになってたからねwww
てか最初ハトが3羽くらいしかいなかった時は 爺さん丁寧に餌やりながら可愛らしい声で『ぽっぽっぽっぽ』何度も言って必死にハトを呼び寄せてたのに
ハトがいっぱい集まりだしてきたら急に偉そうな態度になりやがって 餌なんてわざと遠くに投げたり真後ろに投げたりしてハトを見下すようになってきやがったんだよ
そんでしばらくしたら近くのベンチに座っちゃってさ とりあえず餌はやってんだけど明らかに面倒くさそうに投げてるし 猫が近寄って来たときなんて地面に足をドンッってやって威嚇までしてたからね
その後なんて肘で頭ささえながらベンチに寝っころがって餌やってるし しまいには仰向けになって片足を枝の上に引っかけながら寝てたwww
ここへ来た時はマジ癒されてたってのに こんな光景を目の当たりにしたらイラっとしちまったから 急いでコンビニでパンを買ってきてわざと爺さんの近くにバラまいてやったんだよ
そしたらハトの群れが勢いよく爺さんめがけて吹っ飛んできて 体なんて踏み放題だったし顔面も羽でバサバサ引っぱたかれてたwww
すぐに爺さん『うわぁっ!』ってビックリして起き上がって さすがにビビっちまったのか 慌てながらすげぇ早口で『ぽっぽっぽっぽ~~~!』って鳴いて仲間アピールしてたwww
それでもハトが群がってくっから その後は『テメエ! こら!』って怒りながら必死に追い払ってたよwww
ようやくハトは遠くへ逃げてったんだけど 爺さんがベンチから『チッ バカめ』とかブツブツ言いながら立ち上がりだしてさ そん時にポケットに入ってた小銭バラ撒いちゃったんだよね
そしたら餌かと思ったたくさんのハトが思いっきし吹っ飛んできて 爺さんなんて小銭とられると思って必死にかき集めて早歩きで逃げてったwww
どこまで逃げてくのか目で追ってたら さっきの猫んとこまで行って助けを求めてたんだけど 交渉に失敗したのか猫パンチで思いっきし顔面をぶん殴られてたwww
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます