他害ビッチな私の友達 八谷全様
月曜から夜更かしの再放送にて、心理テストが紹介されていました。選んだものによって、脳のタイプが違うらしいです。
フリップに絵が描かれていて、複数の場所に人影があります。あなたがいたい場所はどこでしょうというもので、選んだ場所によって脳タイプが違うようです。
①ヘリコプターで地上を眺めている
②自転車で懸命に山を登っている
③車の助手席に乗り山を登っている
④自転車で猛スピードで山を下っている
⑤車を運転して山を下っている
⑥モーターボートで湖を横切っている
⑦カップルで景色を眺めながらベンチに座っている
どれを選んだのか、覚えていてくださいね。
他害ビッチな私の友達 八谷全様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885080301
久々に引きましたね甘口。
男なんてやることしか考えていないクズで、恋愛なんてめんどくさい。
そう考える地味で目立つタイプではない千夏は、恋愛から逃れるため、彼女なりの哲学を実行する形で、行動に移した。
男子の最終目標がやることなら、もう最初からやってしまえばいい。
それならきっと、千夏への興味は削がれるだろう。
それで、やった。
しかし結局のところ、千夏がめんどくさいと思ってやった二人の男子は、千夏と付き合っていると思うことになる。
さらにめんどくさいことになった千夏のことを、なんとかしようとして友人の真綾が奔走する。はた迷惑系青春ストーリー。
と言ってしまっても、なんだか誤解が生まれそうですね。
青春の甘酸っぱさや過ちを起こしたことによる緊迫感的な、例に見る青春模様はありません。
ただ単なる恋愛否定というより、受けた傷から身を守るために身につけた思考や術が、見る人によってはとても胸糞の悪い状況を生み出しています。
男はクズ。女の敵で、やることが目的で恋愛なんて幻想。傷つけてくる男どもなんか人間ですらない。だから傷つけてもいいんだ。
あまりに極端な歪み。その思想を許容できるかどうかで、この物語を読み切れるかどうかが決まるのかもしれません。
私は全部読みました。
そしてあまつさえ、納得してしまいました。
いじめる立場にもいじめられる立場にも、人は容易になりえるもので、いじめられる側になったらたまったものじゃないですよね。
単なる男性軽視なんかに収まらないんです。むしろ自分の敵は味方以外の全部だというような思考なんです。
それはそうだろうなあと、思ってしまいました。
そうなってしまって悲しいとも、可哀想とも思わなかったです。それは千夏が悪いとか言いたいわけでもないです。
実感として認識していないからです。痛ましさを感じる描写、日常の中で噴出した衝動の描き方。外部から晒され続けた刺激による歪みの描き方がとてもお上手です。そこにリアリティがあります。
リアリティがないのは、私の思考です。
それはある種幸せなことで、本当の意味で彼女を理解することは絶対にできないと思っています。
だから私には絶対に描けない結末に、これ以上ないほどに納得しました。
結局のところ教訓もこの出来事に関する意味もいらない。
ただ起きた出来事が事実として残り続けるだけ。
そうしてこれからも生きていく。それだけ。
なるようにしてなった結末が、私はとても。
2368000
それでは次にいきましょう。
もーふもふ。
仮想箱 kinomi様
仮想現実?
仮の未来?
これは壮大で不可思議そうですね。
読み進めます。
心理テストの結果。
①ヘリコプター
・サバサバ脳…ヘリコプターから地上を見下ろすように物事を客観的にとらえようとする人。夢中で何かを好きになったり我を失ったりすることは少ないでしょう。
②自転車で山登り
・コツコツ脳…自転車でゆっくりと山を登っていくように何事も一歩一歩確実に成し遂げていくのを好むタイプ。興味あることなら一定の集中力を長い期間持続させる事ができるのが特徴。
③車の助手席で山登り
・ニコニコ脳…恋愛や仕事などを受け身の態度が多い。平和主義タイプ。
④自転車で山下り
・キョロキョロ脳…好奇心旺盛でスリルを求める傾向が強い。
⑤車で山下り
・イケイケ脳…何事にも積極的で相手を自分色に染めようとするタイプ。
⑥モーターボート
・スイスイ脳…大脳新皮質と偏桃体の作用で応用した適応能力が発達したタイプ。モーターボートでスイスイと進むように世渡り上手な一面もあります。どんな人・環境でもうまくやっていけますが八方美人なところも。
⑦ベンチで二人
・ウルウル脳…最もロマンチックなシチュエーションを選んだこのタイプは繊細で感受性の強い人。感情を支配する大脳辺縁系の働きが活発です。恋に恋したりするような妄想型。
えー文の密度が全然違いますが、全部そのまま書いてます。
私は①か⑥で迷って、結果①にしました。うん、まあ、なるほどって感じでした。
関ジャニの村上さんが①で、マツコは⑥でした。
この心理テストを見て、マツコは言いました。
「こんなもん
①か⑥の二択じゃねーか」
私の脳はマツコと非常に近いみたいです。
複雑な気分ですが、尊敬しているのでどちらかといえば嬉しいです。
(よし、これで次回予告を一回休みにできたな)
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