縁は異なもの味なもの

 超晩婚の私達は、ようやく結婚12年になったところです。私より11歳年上のダーサンのお友達は、みなさん孫の居る年代。

 我が家は子供が居ないので、お互いが子供みたいな状態の、面白おかしい変な夫婦だったりします。(笑)

 知り合いの紹介で出会って、交際5ヶ月で入籍しちゃいました。いわゆる電撃結婚で、私は友人知人に唖然とされました。

 傑作な話があります。


 そのいち。

 習っていた創作紙粘土教室にて、次週の教室を休むと告げた時のこと。

「結婚するので、親族顔合わせの食事会の為、来週は休みます。」と告げた私に、皆さんが「えっ!?」の大合唱。

 一人がクルリと私を振り返り、

「涼月ちゃん、知ってる?」

「はい?」

「結婚って、一人じゃ出来ないのよ?」

「───…。」

 そんなん知ってるわ!!(爆)

 全く結婚する雰囲気が無かったので、狐に摘ままれたような顔をした皆さんでした。


 そのに。

 結婚前、半年勤めた介護施設での同僚だった方に、久々に会ってお茶をした時のこと。

「あ、そう言えば結婚することになったの。えへへ。」

 照れながら報告をしたら、彼女は絶句し、唐突にポロポロと泣き出したのです。

「!?」

「あ、お…おめでとう、ございます。結婚、するんですか…。(泣)」

「!?、!?、!?」

 いや、なぜ、さめざめと泣きながらおめでとう、なんだ?

 急に泣かれて、周りがちらちらとこちらを伺う気配の中、まるで別れを切り出して泣かれてる男性の気分を味わう私。泣くなよ…。


 よっぽど、結婚しない女だと思われていたのだなぁ…。うん、本人も結婚する気なんてさらさら無かったから、仕方ないよね。

 こんな私を嫁にしたダーサン。きっと毎日大変だろうなぁ…と、感謝しきれません。

 でも家事は手を抜かないタイプなので、その分、気力体力が無いのは目を瞑ってくれてるのかも。(笑)


 これから、どれだけの時間を共に生きていけるのかなぁ。毎日が、幸せだったと言えたら一番ですよね。

 仲良く暮らそうね、ダーサン。

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