某自主企画から、スコッパーとして参加します。

「地図書き」という独自の職種で、興味を持って読み始めました。
ただし、舞台が割と独特な上に場面転換が素早く切り替わること、動きが多いことが気になりました。

あとは、主人公の人物像かな。
作中「機会があるのなら、今すぐここ（街）から抜け出したい。」という主人公の行動指針が明かされるのですが、マッピング中に穴に落ち、「上で待つヘルに、泣いていたヘルに。生きている自分の姿を見てほしい。だからまだ、死ぬわけには行かないのだ」と、ヘルに姿を見せることが第一義になります。
その後、敵に襲われ剣を見つけるのですが、そのときには「まだまだ戦える。まだまだ見返せる。」と、敵を倒すことが優先となります。

ユクとヘルの恋愛譚を描きたいのか、ユクの栄光譚を描きたいのか、街の特異性を描きたいのか、脱出することがゴールなのか、主人公像と共に物語の根幹が見えにくくなってしまっていることが気になりました。

あとは、何らかの意図があるのでしたらこのままでも大丈夫なのですが、文章作法が守られていない点が多々見られたので、公募に送るのでしたら注意したほうがいいかもしれないなと思いました。

では執筆お疲れ様でした。