200文字
西木 草成
想い出
いやね、緊張しているというわけじゃないんだ。
片手に白いバラ。花言葉は『信頼』だったかな? よくは覚えてないけど綺麗だったからさ、思わず花屋で衝動買いしちゃったよね。
あとさ、確か甘いものが好きだったような気がするんだ。洋菓子とかじゃなくて和菓子みたいな渋いやつ。僕はあんまり得意じゃなかったなぁ。
京都に行きたかったよね。
ほら、これを置いてくからさ。
また会いに来るからさ。
僕の、想い出の人。
また、春会おう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます