ゆらめく追憶
月明かりの噴水を
大きなガラス窓越しに眺めている
暖炉の灯った家の中
古びたカウチに腰掛けて
揺れるがままに微睡むと
水面に映る黄金の故郷
クリスタル細工の睡蓮に
封じた彼方のぬくもりが
呼び覚まされる日を待っている
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