きまぐれにつぶやく

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第1話 きまぐれ

朝焼けが、ほんのり色付く時間に家を出る。


人通りは、少ない。

車の通りをいつもより多く感じる朝。


バスは、なかなか来ない。

予定時刻は、とっくに過ぎている。


また一本、後の電車だな…。


十分間に合う時間だけどね。


仕事に向かうに連れて、朝陽も煌々と照らし出す。


思ったよりは寒くないと思いながら、通勤に急ぐ。


何が楽しくて仕事に向かうのか?

公園の木々を横目にぼんやり考える。


やり始めれば、あっという間。


所々で他愛もない話で騒いだり。

女子が多いと何かしらと話題は尽きない。


気が付けば夕方。


仕事終了。


そんな毎日。


夕景にふと足をとめる。


ビルとビルの間。

綺麗なグラデーション。


空に癒され。


澄んだ空に冬を感じた。



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