オタクのあいつには俺の気持ちが伝わらない!!

螢奏

プロローグ

 俺があいつと離れたのは小6のころ。優しくて、いつもそばにいてくれた幼馴染だ。好きと気づいたのはあいつがいなくなってから。だから思いなんて伝えることはなかった。

 しかし、会えないのは今日まで・・・かも。今日、俺は高校の入学式に参加している。その高校はあいつが引っ越しをしていった近くの高校。自分でもストーカーみたいだとか会えないだとか思っている。でも、もしもの確率で会えるなら、あいつともう一度学校生活を過ごしてみたいと思っている。

 そう思って高校へ行ったけどまさかあいつがあんなに変わっているとは思わなかった。

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