誰か書いて！～俺のあらすじ箱～

その３３ みたにらま

　検索結果……にらまんじゅう

　楽天市場の商品紹介がヒット。

　お肉とニラを皮で包んで焼いたお料理です。私は食べたことがないのですが、タレをつけて食べるそうなので和製餃子といった感じなんでしょうか？　皮がモチモチなんだとか。

　ショウガやニンニクを入れないレシピが多いようなので、ニラ好きには堪らない一品かもしれません。ビールとも相性が良さそうです。

　その、美味しそうなのは良いんですが……書きにくいですね。頑張ります。

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　Ａ案　A or B

　ここは『判定部』！　世の中にある曖昧な物をはっきりさせるという大義名分の元、青春と中途半端な知能を持て余した少年少女たちが意味もなく放課後を過ごすために存在する曖昧な場所である！

「だーかーらー！　これはにらまんじゅうであって餃子ではないの！」

　今日もまた実物が必要だと言い張っておやつを作り、適当な論を展開しつつ舌鼓を打っているわけである！

「じゃあ明日は餃子を作ってみないとな。比べないとだから仕方ないよなー」

　往々にして彼らの論争には決着がつかない！　なぜならその方が時間をつぶせるからである！

「ご飯との相性に解決の糸口があるかもしれないな？」

「「それだ」」

　こうして平和な放課後は過ぎていくのである！

　Ｂ案　闇まんじゅう

　大学生の夏休み。それは人生で一番暇な時期と呼ばれる。

　意識が高い人間やパーリーピーポー諸君はセミナーやらバイトやらに明け暮れるが、平均以下の顔と頭脳と意志を持った我々は唯一の予定である『学校』がなくなることにより疑似ニート、それも罪悪感のない最強のニートと化す。

　そんな状況下がそうさせたのか、健二の「闇まんじゅうやろうぜ」の一言に俺たちは群がった。正直暇が潰れるなら何でも良かった。闇まんじゅうとかいうネーミングセンスがどうだとか誰もツッコまなかった。

　今俺たちはまんじゅうを握りしめて床に突っ伏している。

　夏の日、まんじゅう、人間の可能性。

　Ｃ案　乙女口内事情

　はろー！　私普通のOL、17(+8)歳☆　今日は寝坊しかけちゃって急いで朝ごはんを食べたんだ！

　母さんんんんん！！　朝からにらまんじゅう食わすなよおおおお！！！

　お、お口の中がニラパラダイス……ニラパラだぞ☆　もー、地獄地獄☆

　モワッとした口臭どうにかしてぇけど、ミントガムなんて食ったらニオイが混ざって吐・い・ちゃ・う☆　乙女の嘔吐シーンなんて需要ないだろ☆　あっても信じたくねぇぞ☆　あっ……。

「健二くーん！　おはよう☆」

　彼は健二君。職場の同僚で私の思い人おおおおおお！！

　何あいさつしながらニラブレス吐いてんだよ！　怪獣か私は！

　健二君も手を振り返してるし、もう逃れられないよね……。覚悟決めろ私☆

　以上、三本です。

　ニラと言えばレバニラですが、ニラレバ炒めと呼ぶ人がいて驚きました。主役をどちらだと見るかですね。

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【おしらせ】　

　私事ですが『乙女口内事情』にて本シリーズのあらすじが100個となりました。

　……100個目としてはどうなの？　って気がなくはないですが、これからも続いて行くという意味も込めていつも通りで許してください。

　ひとつ節目は超えましたが、それでもまだまだ評価は半人前。

　私自身もこのシリーズと共に成長していきたいです。

　それでは、これからもよろしくお願いします。