その16 しにてこひ

 検索結果……てこ比


 普通に専門的な分野の言葉で焦りました。

 細かく説明すると分かりにくくなるので、『仲間外れ度』だとイメージしてください。てこ比が大きいと、データ平均に与える影響度が大きくなります。40点が平均のテストで100点を取ってる奴が居れば、実際の平均はもう少し低いんだと分かりますね? この場合100点の奴はてこ比が大きいです。

 ……知ったかで書いてますが、私の専門というわけでもないので訂正があればお願いします。


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 A案 新人神様プログラマー

 人間たちを管理するのが神様のお仕事です。でも、もちろん新人の間はミスをしてしまうこともあります。

 最近『流行りを管理する神様』の部署にも新人さんが配属されたそうで、香草のパクチーをサラダのように食べたり、人への迷惑をかえりみずに所構わず写真を撮りまくるなどのおかしなブームが起こってしまっています。

 今日も何やらミスをしてしまったそうで……今度は何が流行るんでしょう?


 B案 ガスコンロ裏料理店

 みなさん、料理をしたときにコンロの裏に具材が飛んでいっちゃったなんてことありませんか?

 実はそれ、はみ出たんじゃなくて妖精の仕業しわざなんです。

 家の中でこっそりと暮らしている妖精さんたちの憩いの場、ガスコンロ裏料理店がそこには在ります。驚かせないようにこっそり覗いてみれば、彼らの集会に参加できるかもしれません……。


 C案 教師の俺は異世界でも理科を教えます

 生前初等部の理科教師だった俺は、分かりやすく異世界転生した。

 でも別に世界には魔王なんかがいるわけでもなくて……食い扶持のために仕事に就きたかった俺は、拾ってもらった村で子供たちに理科を教えることにしたんだ。

 どうやら魔法のせいで数学や理科の知識がまるで無かったようで、気がつけば大人たちにも勉強を教えるようになっていた。

 死んで悔しい気持ちもあったけど、新しいスローライフもどうにかやれそうです。



 以上、三本です。

 異世界で日常生活する作品が読みたいんです……読みたいんです……。

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