赤い菊と黒髪がゆれた

他日

第1輪.赤い菊を捧げて


生きたいと思って生きるのと

生きていなくてもいいかと思って生きるのは


たぶん


全然違う


どちらにせよ人はみんな死んでしまうけれど


例えば私が死んだ時

あなたは花を手向けてくれる?


もっと生きたいと思って死ぬのと

もう生きていたくないと思って死ぬのは


きっと


全然違う


どちらにせよ人はみんな死んでしまうけれど


例えば私が死んだ時

あなたは涙を流してくれる?


私が死んでしまっても

真っ赤な菊あなたの愛を捧げてくれる?





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る