幸せ喰い
幸せそのものを食す
今は飽食だから
ネオンで宝飾して
草食動物が
間食しつつ貪り食い散らかして
本当の事は何も残らない
幸せとは甘美なものでも華美なものでもなくてそこにあって当たり前のものなのにさらなる幸福を求めて
そこにあるものを削り落としていく
幸せそのものを垂れ流して
そうじゃないものを飲み込んで
本当の事は何も言わない
そんな貴方よ、勇気を出して
可愛いあの子に
幸せだね、と言ってみたらまた少し、世界の色は変わるかもしれないよ?
幸せ食い
何を食す?
殖す事だけが全てじゃない
職にし、植し、愛で、学び、花火、花と散るその一瞬時間に僕らは力を注ぐ
一人の笑顔
つまりはそういう事で
幸せ食い
つまりはそういう事で
僕を食べ尽くしてくれ
それくらいの覚悟で
君と世界と君たちと向き合ってるから
だから僕を食べ尽くしておくれ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます