第799話 姉の被害妄想

 おかえりなさい♡


 ここのところ雨が降ったりやんだりで梅雨らしいお天気が続いています。


 僕の姉も調子を崩している様で、今日も含めて7連休しています。支援されているお弁当がありませんので支出に直接ダメージがあります。僕はお弁当があるのはオマケだと思っています。姉も今年64歳になります。いつ仕事を引退してもおかしくありません。


 僕はお弁当の支援がいつ無くなっても良いように、シュミレーションしています。お弁当の支援は毎月平均すると10日間くらいです。1日千円として10日で1万円支出が増える計算になります。


 毎月の総支出が平均すると約10万円くらいなので、食費として1万円増えるとしても何とかなります。11月になれば生命保険料の12,609円が終わります。贅沢はできませんが、最低限の生活はできると思います。


 僕の姉は精神障害者2級の診断がなされています。僕と同じ障害があるので期待する方が酷なのです。姉は口先ばかりで生涯現役で働くと豪語しています。そのくせ僕にメールで身体のあちこちが痛いと愚痴をこぼします。


 僕に対して「助けて」とか「痛みを代わって」とか送って来ます。こんな事でいったい幾つまで仕事をやると言うのでしょうか?姉からのメールは僕にとってただ「ウザい」だけです。


 お弁当を持ち帰ってくれるので、何とか繋がっている感じでしょうか。最近は姉と2人で出かける事も増えました。姉も僕と同じで友達と呼べる人もいないと言います。僕は姉が可哀想になり、一緒に出かけたりしています。


 姉は統合失調症なので調子を崩すと被害妄想が起きます。


 最近気になったのは、町内会費の集金が来ていないと言う話からです。

 こんなメールが届きました。「昇君、町内会費来ないね。もしかしたら障害者であることがどこからかわかったのかも知れないね。障害者だからまけてくれてこないんだと思うよ。」僕は「それは無いと思うよ」と返信しました。


 すると次のようなメールが届きました。


「そうだよばれたんだよ」「民生委員のところには何処に障害者が住んでいるのか連絡が行ってわかるそうだよ」ここで僕は返信をするのをやめました。姉の妄想は「誰かにつけられている」と言うのが多いので心配になります。


 僕が姉からのメールをブロックしないのも、姉が病気を発症していないかわかるからです。メールだと姉がおかしな事を送れば跡が残るからです。僕も自分の事で精一杯ですが、姉の様子を気にしながら過ごして行く事にします。


 今日も最後までありがとうございました。

 お話しはここまでです。


 どうか姉の調子が悪くなりませんように……


 いってらっしゃい♡

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