第784話 心の変化
おかえりなさい♡
昨日の金曜日、姉は私用で仕事を早退しました。
支援してもらっているお弁当は、おかずがまだできていないと言う理由でご飯だけ持ち帰って来てくれました。2個あるので、1個早めのお昼ご飯としてカップ麵と一緒に食べました。残り1個は冷蔵庫に入れて夕食として食べる予定です。
10時頃に夕食用として、姉から貰ったジャガイモを2個皮を剝き、茹でました。夕食を食べる直前に卵を入れて味噌汁にしておかずにしようと思いました。
10時30分くらいに姉からメールが届きました。
「寝てしまいました。昇君、今から一緒に川崎駅に行ってドトール行こうよ。お茶おごるよ。あとメガネ屋さんに行ってからね」
今までの僕ならば、行かないと返信していたでしょう。何か予定がある訳でもありません。「わかった。今準備するよ」と、姉に返信を送りました。僕は出かける予定では無かったので、無精ひげのままでした。
バスに乗り姉と2人で川崎駅に向かいました。最初にメガネ屋さんに行きました。メガネの調整をしたり、クリーニングなどをして30分くらいかかりました。
終わるとドトールに行きました。僕はアイスコーヒーのMを頼みました。姉はアイスココアを注文していました。お会計は姉が支払ってくれました。前回映画を観た時と同じく喫煙エリアで休みました。
僕は再三姉からの誘いを断ってきました。映画を一緒に観た事で、姉との距離が近くなったのだと思います。姉は終始ご機嫌で、2人だけの秘密を連発していました。どの話も僕からしたら別に秘密にするような内容ではありません。
僕のカラになったコップを見て、姉は「おかわりすれば」と言うので、もう1杯頂きました。僕も最近落ち込む事が多いので、良い気分転換になりました。楽しそうな姉を見て、悪い人ではないのだと再認識しました。
この日も2時間くらい話しました。
姉は別の日にブックオフに行こうと言っていました。帰る前にモアーズの食品売り場で夕食を買いました。僕はアパートに帰れば夕食があるのですが、姉が何か買うと良いと言うので鶏の手羽元の唐揚げを選びました。姉は特売の500円のお寿司を買っていました。
バスに乗り2人仲良くアパートに帰りました。
ドアを開けて入ろうとすると、姉は「今日はありがとうございました。」と言いました。何か特別な良い事をした気分になりました。あれだけ姉を避けていた自分の心の変化に驚いています。今からでも遅くないので、姉と仲良くしていきたいですね。
今日も最後までありがとうございました。
お話しはここまでです。
どうかブックオフでも楽しく過ごせますように……
いってらっしゃい♡
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます