第782話 やろうと思うはやらない言い訳
おかえりなさい♡
昨日の土曜日はとてもお天気が良くて、お出かけ日和でした。
僕の住むアパートから1時間30分近くかけて、メンクリの診察に行きました。僕が精神病院に最後に入院してから約10年経ちました。
兄の会社を退職してから1度も精神病院のお世話になっていません。どれほど兄の会社での仕事がハードなものなのかわかります。兄の会社を辞めてしまったのはとても残念ですが、僕のメンタルの事を考えた時に、この選択は正しかったと思うようになりました。
還暦を過ぎて、僕は自分の道を歩んでいきます。統合失調症という不治の病にかかり、僕は人の助けが無いと生活していく事が困難です。
メンクリの診察は月に1度ですが、とても大切な1日なのです。その中でも十文字さんの面接は、僕に様々な気づきを教えてくれます。
昨日の十文字さんの面接でこんなやり取りがありました。僕が作業所の通所を辞めて、違う事を探してそれをやろうと思うと話しました。十文字さんの言葉は辛らつなものでした。十文字さんはこう言いました。
「昇さんはよく『思う』という言葉を使うけど、それってやらない言い訳になるんだよ。やる時はやる。やらない時はやらない。思うと言う言葉を使って逃げる道を作っているんだよ。」
僕は十文字さんの話を聞いて衝撃を受けました。確かに僕は何か話した時に、「○○だと思う」と語尾に思うと言う言葉を乱用しているのです。
十文字さんはこの「思う」と言う言葉を使うなと言うのです。僕が無意識に口から出る「思う」と言う言葉を使わないで話すのは困難です。そんな事を言われたのは生れて初めてです。
こんな会話もありました。僕が「心がブルーになって凄く落ち込みました」と言うと、十文字さんは「ブルーなんて若者が使う様な言葉を話すなよ」僕は言葉に詰まりました。ブルーと言う言葉の他の言い方が思い浮かばないのです。
次第に僕は口数が少なくなりました。
十文字さんの面接は、僕の悩みなどを話すのでは無くて、それはまるで教官に指導を受けている感じです。僕が話さないので、この日の面接はすぐに終わりました。十文字さんの面接が苦痛になった時、メンクリを別のところに変える時期だと思っています。
面接を終えて主治医であるM先生の診察です。特に話す事が無くてすぐに終わりました。お薬の変更はありません。
最後にお会計です。この日は自立支援医療の更新に使う診断書を作成してもらいました。診療費と込みで3,780円、お薬代は960円でした。自分にお疲れ様と労いの言葉をかけていました。
今日も最後までありがとうございました。
お話しはここまでです。
十文字さんの言う事を、いちいち気にしませんように……
いってらっしゃい♡
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