第710話 ふぞろいの野菜たち

 おかえりなさい♡


 一昨日の木曜日に、姉が通販で注文した野菜が届きました。


 値段は2,000円で送料無料です。姉から千円ずつ出して買おうと言われました。僕は最初、食べきれなくて残して捨てるのが嫌だと断りました。


 すると姉は猛烈に食い下がって、僕に買う事を勧めました。あまりの凄さに僕は折れて千円出す事になりました。野菜は全て規格外の物で商品にならない物を集めて売り出しているようです。


 それなので「ふぞろいの野菜たち」なのです。


 野菜は最初姉の部屋へ運び込まれたようでした。姉は自分の好きな野菜を選び、僕に残り物を持ってきたようでした。


 僕が受け取ったのは、チンゲン菜1袋、卵6個、梨1個、油揚げ2枚、プチトマト10個、ベビーリーフ1袋、パプリカ8個です。まぁまぁのボリューム感でした。


 次は姉に誘われても断るでしょう。姉がどんな野菜を取ったのか気になるところですが、うるさいので放っておきます。


 姉は前から通販にハマっていて、自分の気にいらない物は僕にくれます。最近では青汁ゼリー、煮魚などもらいました。どれも高級で値段が高いのですが、口に合わないと言い僕にくれます。


 支援されているお弁当を持ち帰ってくれていますし無下には出来ません。姉は自分で健康に注意していると言いますが、ヘビースモーカーなので全て台無しです。


 これから僕も姉も高齢者になるので、食品などの買い出しが大変になると思います。僕は姉に提案して、宅配の業者を一緒に使わないか話しています。


 姉が会社を辞めた時は、支援されているお弁当も消滅するでしょう。その時に備えての禁煙であるし、断酒でもあるのです。特に断酒には力を入れて頑張るつもりでいます。姉はお酒を飲まないので、その点は安心できます。


 姉は今回の野菜を定期便で買うと言いました。


 食べきれない野菜は僕にくれるそうです。月に1度なので楽しみにしていてと言われました。


 最後に姉のお節介焼きのお話を1つ。今年3月くらいから、姉が「酢玉ねぎ」が体に良いからと、週に1度僕にくれる様になりました。お金はいらないと言われました。僕はすぐに飽きるだろうと思いました。


 ところが9月に入った今も週に1度持ってきてくれるのでした。酢玉ねぎは作るのが簡単で玉ねぎをザクザク切って酢に漬けるだけのようです。


 僕はこれを朝食のオートミール納豆にトッピングして食べています。漬けた酢も体に良さそうなので、おちょこ1杯くらい飲んでいます。苦しんで死にたくないので、健康に注意したいですね。


 今日も最後までありがとうございました。

 お話しはここまでです。


 どうか健康でいられますように……


 いってらっしゃい♡

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