第297話 お酒の誘惑

 おかえりなさい♡


 昨日の金曜日、メッキ工場の仕事を終えてそのままタンポポのレクに合流しました。横浜スタジアムでのプロ野球観戦です。


 参加費100円で交通費とチケット代をタンポポで負担してくれます。飲み物と食事は個々に用意しました。僕は500mlのお茶を3本と、おにぎり3個と、おかずに唐揚げとコロッケを準備しました。


 横浜対阪神です。


 18時に試合開始です。1回の裏から試合が動きます。

 筒香の2ランで横浜が2点を先取しました。


 その後、横浜はランナーを出しますが点につながりません。阪神に4回、6回と1点ずつ取られ同点とされます。そして7回、阪神に1点を取られ逆転を許します。9回の裏、横浜はランナーを3塁まで進めますが、粘りもここまででした。3対2で阪神の勝利でした。


 横浜は負けはしましたが、面白かったです。


 職員のリーダーが、大の横浜ファンでユニホームとタオルを貸していただき、応援しました。観客も超満員でとても熱気にあふれていました。


 夜遅くまで遊んだのは、恐らく今年初めてでした。家に着いたのは23時前です。お腹が空いたので近所にあるラーメン店に行こうか迷いましたが、ビールも飲みたくなるので我慢しました。


 翌日に月に1度のメンタルクリニックの診察が控えていたからです。


 寝る前の精神薬を飲むと、疲れですぐに眠れたのでした。


♥♥♥♥♥♥


 お酒の誘惑。


 昨日の疲れでよく眠れました。


 いつもの様に始発のバスで川崎駅まで出て、電車を2本乗り継ぎメンタルクリニックに到着です。珍しく1番乗りでした。


 途中で神奈川新聞を買い、昨日の試合の記事を読んで時間を潰します。


 9時に整理券が配られて、ドトールで朝食を食べました。いつもと違うのは、喫煙席では無く禁煙席で受付の時間まで過ごしました。


 そうなのです!僕の禁酒、禁煙はまだ続いていたのです。


 9時45分、受付開始です。まずは十文字さんの面接から。メッキ工場での様子を話しました。昇さんは仕事の経験があるから続いているのだと言われました。引きこもりで社会経験の無い人は、僕の様にはいかないと話しました。


 僕の禁酒、禁煙の話をすると、とても驚いていました。


「昇さん、1度に2つの事をすると体に毒だよ。お酒くらい良いんじゃ無いの」


「はい、禁酒はおまけみたいなものです。お酒が飲みたくなると、お茶やお水をたくさん飲んで我慢しています。友達から誘いがあれば飲むでしょうね。」


「次の面接まで我慢できるか楽しみにしているよ。」


 こうして十文字さんの面接が終了しました。


 主治医の筑根先生の診断です。休日の鬱状態の話は出来ませんでした。薬をいじられるのが嫌だからです。障害者手帳と自立支援の更新の診断書を書いてくれるようにお願いしました。


 診察が終わり、診療代を支払いました。480円です。


 そして処方箋を持って薬局へ。代金は980円でした。次の診察の時は診断書の代金がかかるので、多めにお金を持たなければいけません。6千円以上かかるらしいので少し痛いです。


 帰りの電車に乗り、川崎駅まで戻りました。


 時間は12時ジャスト。昨日の野球観戦の疲れが残っていました。最近の僕は、夜20時と21時に携帯のアラームをセットしています。20時に精神薬を飲んで、21時にベッドに入るのです。


 とても健康的です。


 このリズムが狂い、夜に独りで飲み歩くようになると赤信号です。お金が無いからブレーキがかかるのです。


 タンポポのプロ野球観戦レクは特別なのです。明日の日曜日でリズムを整えなければなりません。家でのんびりと過ごしましょう。


 来週のタンポポでの作業は月、水とトラックの添乗です。猛暑なので熱中症に気を付けて頑張ります。


 メッキ工場の仕事もあるので、ハードな1週間になりそうです。


 煙草を止めるよりも禁酒の方が難しいと思います。もう来週末にお酒を飲む事を考えているのです。おつまみは、ケンタッキーにしようとか……


 考えただけで楽しくなります。


 僕の場合、今は休肝日なのです。適量にお酒を飲み、キチンと休肝日を作るで良いですよね。


 あぁ良かった。あなたの「いいよ」が聴こえました。


 お酒は楽しく飲むという事でお話を終わりにいたします。


 最後までお付き合いいただきありがとうございました。あなたが来てくれる奇跡に感謝します。


 次も奇跡が起りますように……


 いってらっしゃい♡

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る