第173話 過去との闘い
お帰りなさい♡
今日のタンポポの作業はトラックの添乗でした。
近場の小学校10校に廃油を回収しに行きます。僕はこの日、15時から就労支援センターに面接に行く日でした。14時07分の川崎駅行きのバスに乗らなくてはいけません。
ドライバーの職員が、13時まで一気に作業を終わらせようと言いました。望むところです。
順調に回収作業が進みます。
今日も猛暑でした。全て近場なので、休む事無く次々と作業しますが、暑さに負けそうになります。回収が全て終わると、タンポポに戻ったのが12時40分でした。昼食を済ませ、午後の作業に参加する事にしました。
お弁当のメニューは野菜かき揚げとクリームシチューです。クリームシチューをご飯にかけて食べました。
回収が全部済んだのが早くて理事長が驚いていました。
午後の作業は、液体石鹸を容器に入れラベルを貼る作業でした。終わると粉石鹸の1㌔に梱包する作業でした。僕はホッパーを担当しました。像の鼻を使い計量する作業です。
僕は5分休憩を取らず、早く終われる様にしました。
この日の最後の作業はチラシ折りでした。職員のリーダーが、作業終了の10分前に終わりにして良いと言われ、その言葉に甘えました。
今日の作業は添乗3.25hと平常作業1.0hでした。お金に換算すると
2,875円です。
明日も頑張りましょう。
*~*~*
就労支援センター、白いうさぎ(仮名)は川崎駅の近くにあります。
川崎市では独自の組織を作り、週20時間未満の就労を希望する人向けの求人を紹介しています。名前は伏せますが出来て間もない団体です。
この団体に登録するための面接だったのです。
僕がどんな希望を持ち、就活していくのかいろいろ聞かれました。担当者が驚いていましたが、僕は兄の経営している日の出屋でしか、まともに働いた経験が無いのです。
通勤1つ取っても電車やバスのラッシュにビビッているのです。日の出屋では車通勤でした。
そして職種です。
食品関係の仕事を希望しました。もしも営業関係の仕事をさせてもらえるなら挑戦したいと伝えました。
毎月8万円稼ぐのが目標だと言ったら、そんなに稼ぐのは大変だと言い返されました。日の出屋に戻る事も考えていると話すとやめておいた方が良いと、諭されました。
僕はいったい何者なのでしょう。
約1時間の面接が終わり、後日連絡をくれるそうです。話した感じだと期待は出来ません。
♦♦♦♦
過去との闘い。
就活に向けて、また暗い過去と向き合わなければなりません。仕事は出来たのです。今はもう過去の産物ですが。
精神薬漬けの僕に何をやれと言うのでしょう。
飲んでも飲まなくても発作が出るのです。この苦しみは当事者にしか分からないのです。就労支援センターに相談しに来る人達はお金が無く、電気代も払えずにいる人が多いようです。
僕の様に貯金がある人は稀でしょう。
今後の残りの人生を考えると、タンポポに通所しながら楽しくなって来た小説を書いていた方が良いような気分になります。
まずは連絡を待ちましょう。
そろそろお別れです。最後までお付き合い頂き感謝です。
今日は休肝日にします。1時間でも良いので新作と向き合います。
遊びに来てくれるあなたを想いながら終わりにします。
大好きなあなたが明日も逢いに来ます様に……
行ってらっしゃい♡
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