第160話 ひやかし

 お帰りなさい♡


 今日の朝、☆の数が減っている事に気づきレビュー文を見ると冷やかしのような文章が載っていて、読んで思わず笑ってしまいました。


 タイトルは「夢は無いのですか?」です。


 ペンネームが080から始まる携帯番号みたいな感じです。そのページに飛んで行くと僕の【生きてる証しが欲しいから】しか無くて何を目的に書いているのかわかりません。


 どうやら僕の熱烈なファンのようです。


 今回で僕が知る限り3度目の書き換えです。前は☆が3個付いていて、友好的な文章でした。今回は☆が1個になり、僕がいかに甘くて弱い人間なのか書いてあります。


 削除して終わる手もありますが、そんなに僕の事を気にかけてくれる人もいるのだなと面白くなり、残しています。レビュー文のトップに出ていますので是非ご覧ください。


 それではお話を始めましょう。


~~~~


 今日のタンポポは共同事業がありました。


 廃油の入ったポリ缶と空のポリ缶を交換します。トラックで出る準備から始まりました。準備が終わると2㌔×6袋を段ボール箱に入れる作業です。16ケース作りました。


 それから製品作りです。


 誰も粉砕に手を上げないので僕がやりました。クーラーがガンガンに効いていると思ったら蒸し暑いではないですか。汗を流しながらの作業になりました。


 間に10分休憩が2度入ります。


 11時30分に粉砕が終わり、メンバーと合流しました。2㌔の袋折りです。そしてお昼休みです。


 お弁当のメニューは白身魚とピーマンの天ぷらにハヤシシチューでした。ボリュームがあり美味しかったです。


 食後1階の喫煙室で煙草を吹かし休みました。幻聴の強い男性が1人でポツンといたのでお話をしました。新宿によく行くみたいで、先週もキャバクラに行ったそうです。女好きという所は話が合いそうです。でも障害年金から2万円使ったと話していたので、それは駄目だなと思いました。


 今後が楽しみです。


 午後の作業が始まります。粉砕室から1階の混合室にクレートを降ろす作業からです。降ろし終わると下に敷いてあるすのこを全部退けて掃除しました。そしてすのこを綺麗に洗いました。


 洗い終わるともう14時です。今日は平常作業なので報酬は2,100円です。


 明日は朝一からの混合作業があります。


 頑張ります。


♦♦♦♦


 ひやかし。


 この080から始まる人は、僕の作品を相当読みこんでいると思います。まるでやきもち焼の彼女みたいです。


 1つだけ言わせていただくと、僕は障害者なのです。死ぬほどの苦しみを乗り越えて今を生きています。これは文章では伝わらないでしょう。


 080さん、僕の様な弱い人間を相手にする暇があれば、自身でしっかり小説でも書いていた方が良いです。応援しています。


 そろそろお別れです。


 今日も逢いに来てくれて感謝します。


 明日も逢いに来てくれますように……


 行ってらっしゃい♡


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