第142話 ギャンブラーの血が騒ぐ

 お帰りなさい♡


 今日の土曜日は、タンポポの作業はお休みです。


 週末になると変な解放感があります。始発のバスに乗り、川崎駅に向かいます。財布の中身は25,000円と小銭です。


 マックでバーガーを2個テイクアウトしました。690円です。逃げ込む様にマンガネット館に入りました。


 5時間コースにして、前払いで1,134円支払います。無料のアイスコーヒーを2杯準備して、52番のコーナーに入りました。


 映画は麻雀の「むこうぶち」のシリーズを見ました。


 むこうぶちとは、1匹狼の真のギャンブラーを意味するそうです。半チャン1回で500万円動くという超高レートの麻雀を繰り広げます。2作品見て、僕のギャンブラーの血が騒ぎました。


 雀荘に行きたい。


 半チャン1回なら3,000円有れば足りるでしょう。初対面の人と雀卓を囲むのはとても刺激的です。もちろんお金を賭けていますので真剣勝負です。


 刺激が欲しいのです。


 むこうぶちを見終わり、アダルト系を見ると更に心が揺れました。何を我慢しているのか。時間になりマンガネット館を出ると12時20分です。


 近くに僕の通った雀荘があります。


 チェーン店でとても安心して安く遊べます。熱くなれば、1万円くらいすぐに飛んで行くでしょう。以前遊んだ時は、時間を忘れて打ち、始発の電車で帰った事もあります。それほど魅力があり面白いのです。


 入口まで行き、中を覗くと大勢のお客さんで賑わっています。ドキドキするこの緊張感がたまりません。


 この時、携帯にメールが来ました。


 唯一親交のある幸田先輩からでした。明日一緒に食事に行こうとのお誘いです。何と言うタイミングでしょう。自分はギャンブルをして、幸田先輩にお昼をご馳走してもらう訳にはいきません。


 すぐに冷静になり雀荘を後にしました。それでも心がザワザワします。


 夕食の食材を求め、川崎モアーズの地下2階の市場に行きました。ホタテ焼がありません。人気が無いのでしょうか。


 お肉コーナーに行きますが牛サーロインステーキは有りません。他の牛肉も買いたい物が無く、お魚コーナーへ。


 マグロの赤身が特売で物凄く安いです。しかし中トロにこだわりたいのです。麻雀で負けたと思い、中トロにしました。税抜きで1,580円です。


 この時、芋焼酎も家に無いので買いました。合計2,676円です。


 この後、また僕の病気が出ます。川崎にはアゼリアという地下街があります。大きなビルは直結して行き来できるのです。その中にダイスビルがあります。僕の通っていたパチンコ店に直に行く事が出来るのです。


 相変わらず大勢のお客さんで賑わっています。台にお金を入れる時のドキドキ感が蘇るのです。立ち止まり観戦すると店員に注意されます。


 でも今は規制が厳しくて昔ほど勝てません。それでも人気があるのは演出が派手になっているからでしょう。店内を1週して出てきました。


 帰りのバス停に向かいます。


 幸田先輩からメールが来なければ麻雀をしていたかも知れません。帰りのバスに揺られ家に戻りました。


 明日買い出しに行こうと思っていたまいばすけっとに行きました。芋焼酎、ウイスキー、ポテチ、納豆、卵、コーラ、煙草など大量に買い込みました。


 4,260円です。


 今日1日で1万円近く使いました。これでも自分の欲望を抑えているのです。


 来週からアルコールを抜く休肝日を作り、新しく連載できる小説に真剣に取り組もうと思います。


 応援よろしくお願いします。


♥♥♥♥♥


 今日は、ギャンブラーの血が騒ぎました。


 本当に麻薬と同じです。あのドキドキ感と緊張感がたまらないのです。体に染みついていますので、1度やれば大変な事になるでしょう。


 マンガネット館と中トロで満足しましょう。


 嘘は書かないので、もし僕がギャンブルや風俗に行くような事があれば、是非お叱りのコメントをして下さい。


 そうする事で僕の心に歯止めがかかりますので。


 今日も長々とお話にお付き合い頂きありがとうございます。


 あなたの龍神昇になれるよう、精進致します。


 どうか明日もあなたが逢いに来てくれますように……


 行ってらっしゃい♡

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