暗闇の中には何も無い

ぽっかり空いてしまった隙間を埋めるものは無い

孤独になってしまったこの心を

惨めだと思うのだろうか

一時の夢なんか要らない

一瞬の夢なんか与えないでおくれ

夢なんて見ても目の前にあるのは孤独だろう？

絶望に堕ちていった心も

孤独になってしまったこの身も

誰も救ってはくれないから

僕はそっと孤独に沈もうか

寂しいなんて言えなくて

助けてなんて求められなくて

誰にも縋れないなんて

「それならいっそのこと消えてしまおうか。」

何もかも捨ててしまいたい衝動に駆られるから

「そんなこと僕に出来る筈がないだろう。」

そう言っては無様に笑って

また暗闇へと堕ちていくんだ

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