あわい

君と私を隔てているものがなんなのか

私は知ってる

考え事をしているときに視線を投げる先だとか

繋いだ指の絡めかただとか

眠っているあいだに見る夢とか

そういうものがカーテンのように

君と私を隔てているのだ

それは光の加減で透けて見えるけど

たまに声が届かない

そういうものだと私は知ってる

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