闘い 7
次男はそのまま部屋を出て行く
すると父…
「おい!忘れ物だぞ!」
と 少し照れくさそうに覚醒剤の入った袋をポンと床に投げる…
う…嘘です…すみません…
な~んて事は間違っても
ないない
「じゃあな…オヤジ」
と 背を向ける次男に父はシカトをしている
私達は後を追う
外に出ると隣りの若夫婦のご主人が立っていた
家の前で様子を伺ってたみたい
あんだけ騒ぎゃ隣りはたまったもんじゃない
母と次男で丁重に謝る
次男を車まで送ると
「これ以上は無理だな何を言っても聞かないしお互いキレるだけだから…もうやっちゃたらやっちゃたで仕方ないオフクロも今日は何も言うなよ!明日また来るわ役に立たなくてわるいな」
そう言うと去る次男
まぁ 確かにこれ以上言えば言う程意固地になるだろうし近所迷惑だ
こっちも疲れるし…
完全に私達の負けだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます