闘い 3
2階の窓から外を覗き組員を待つ母
父は隣りの部屋で寝ている…
しばらくすると家の前に車が止まる
あいつだ!
急いで階段を降りて玄関で待つ
…
…
組員は来ない
母 玄関に居座る
と…家の電話が鳴り急いで出る
組員からだ!
「親っさんに代わって下さい」
敵もなかなか用心深い
母は
「内の人から聞いてます 預かってくれと言われてるので いらして下さい」
と 言い…もちろん父とは代わらせない
怪しむ組員…
が…取りあえず行きますとの返事
よし!
母頑張れ
母はピンポンを押されない様に玄関のドアを全開にして待っていると
プァー!プァー!プァー!
組員…
クラクション鳴らしやがった
父に合図のつもりか?
そして すぐにやって来た組員
そこに階段を降りて来る足音
気がついた父が降りて来やがった
組員から厚めの茶封筒を受け取る父
封筒の中には注射器も入っていたらしい
今までのはしばらく使っていなかったので針が錆び付いてしまったのだと思う
母は組員がいる手前取りあえず引き下がるしかなかったようだ
結局薬は父の手に
またしても作戦失敗
もうすぐ次男が来る
それまで打たせない様にしなければ…母焦る
しかし…極道の用心深さと団結力はどんだけ強いんだ?
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